『大巻貝』都長

 現在の蝸牛社会を愛してやまない男。

 奏者の力を持つが奏者とはあえて名乗らず『大巻貝』都長を名乗る初老の紳士。

 人間は限られた資源と空間で徹底的に秩序を守り、秩序を守らないものを排除しながら生きるべきであると考えており、カタツムリに依存した管理社会を存続することを望んでいる。

 カタツムリによってかつてのように水で満ち溢れた世界を取り戻そうとする超速カタツムリの悲願に真っ向から対抗し、長年虎視淡々と超速カタツムリを滅ぼす算段を立てていた。

 超速カタツムリに送り込んだスパイから超速カタツムリの最高責任者である奏者がその娘によって殺害されたという連絡を受け、これは好機と超速カタツムリに軍を送り込み、長年の悲願を叶えた。

 その後はそのスパイが連れ帰った協力者を一時的に傘下に加えるが、その女がバベルの禁忌に触れる存在であることに気付きすぐに切り捨てた。

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