なかなかに珍しいSF風味のホラー短編です。夜空が赤く染まり、船は沈み、大切な人は失われた。それでも記憶の中にいる彼女は優しく微笑み、問いかけてくる。「ホラーorミステリー、どっちがいい?」と。失われた命は天地がひっくり返ろうと戻らないが、生き残った以上は果たすべき役割があるはず。命について深く考えたい貴方へ、おススメです。