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君の言葉で愛してくれよ

君の言葉で愛してくれよ

飯田太朗

おすすめレビュー

★で称える
★★★
★24
8人が評価しました
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本文ありのおすすめレビュー

  • MACK
    1083件の
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    ★★★ Excellent!!!

    読後感、爽やか。ちょっと苦しいすれ違い

     「彬光の家族」を読んでから読むのがおすすめ。登場人物把握のためにもぜひに。単独ではちょっと、意味不明に感じる部分もあるかも……?

     短編なのでさくっと読めますが、内容は濃いめ。ちょっと胸が苦しくなるような恋愛要素あり。今作も「彬光の家族」に続けて家族愛的なものをすごく感じます。

     ”私”はあまり性格は変わっていないけども、一途さは一層強くなっている感じ。そのせいで少し、視野が狭くなっていて、それと恋人との長い付き合いの長さからの慣れ的なものが、悪い方向に噛み合ってしまった感じでしょうか。

     檸檬を皮ごと噛んだような作品。
     最初に苦み、次に酸味、最後に清涼な香りが残る。

     読後感がとてもよく、それまでの過程はそのために存在します。
     心をきゅっと動かしたい方は、ぜひ読んでみて下さい。

    • 2021年3月22日 04:34