第2話(愚痴)だから、どうしてあなたは今回も気持ちよく送り出させてはくれないのか(怒)
ええ。本当は、創作話でも書こうと思っていたんですよ?
書き始めたきっかけは小学校の時に昔話を書いて発表したのがきっかけだったとか、初めて一次審査通過したのが友人たちをモデルにした物語だったとか。完全にオリジナルのキャラクターで一次審査通過したのが【鏡現戍狩】だったとか。その後のなんやかんやがあって、ほとんど寝ないで書いた10日間で書き上げたものが三次通過した時の話とか。その後、松任谷由実さんの《春よ来い》の曲を聞いていて衝動的に一週間で作品書き上げた(10日間で書き上げたときから以降はすべて、職場に12時間拘束されている時期)後から、完全に燃え尽き症候群に陥って、まったく書けなくなってハウツー本見たりアドバイス貰ったけれど、ますます何だかどうやって書いてたか分からなくなって、それから年変わったから四年?ぐらい、ずっとリハビリを兼ねながら書いている状態で……みたいなことを書くつもりだったんですよ?! 昨日の朝までは!!
しかしですよ。やってくれたのが上司。
ええ。あと数日で退職する上司です。
そう言えば、年賀状って何を何枚仕入れればいいんだろうと思い、面倒だけど聞かないといけないことだから出勤したら聞こう! と思っていたんですよ。
で、出勤して朝礼が終わって、お客様たちの出迎えも済んで、いざ! って時ですよ。ふら~といなくなり、普段は絶対にしないレジの両替を始めたんです。せっせっせっせと全台分(あ、申し遅れましたが私、レジ&サービスカウンター勤務しております)。帰って来たのは私がレジに行かなければならない時間まで残り15分のこと。
この時点で私、「そんなに一緒に居たくないのか(怒)」状態でしたが、まぁまぁ、落ち着け自分。前回も同じだったじゃないか。諦めろ。と言い聞かせ、気を取り直して帰って来た上司に問いました。結果、返ってきた答えは
「あー、それは、この(ごそごそと引き出しの中を漁る)、これに書いてあるから」
………………………………………………
…………………………そんっなに、教えたくなかったか、あんた。
目線すら合わせず、テンションだだ低いままに一言。
「そんなに一緒に居たくないねぇなら! 金輪際残りの業務もあんたと一緒に組まねぇよ!!」
ごほごほ。すみません。少し口調が取り乱してしまいました。
と、ぶちまけたくなったのですが、何とがぐっと飲み込んで。
交代の人が来たのでレジへ。
すると途端に話し出す上司。
この上司、いつもこうなんです。嫌でも比べるってもんではありませんか?
別なお客さんが来ればキャッキャキャッキャ騒ぎ出す。
まぁ、それも、前回と言わず普段からそうですから、ゴクリと飲み込む。
しかし、しかしですよ?
その、私と交代した人に対して、『どうして一月前に教えたこと分からないの? ふつう覚えてるでしょ?』『そんなものいちいちメモしなくてもいいでしょ』と、小馬鹿にした発言ばかり。
………………そりゃぁ、あなた様は? 足かけ三十年以上繰り返し繰り返し繰り返し繰り返しやって来たことですから? 呼吸するように当たり前のことでしょうが? 本来出戻って来た時に『後任を育てろ』と厳命されていたのを無視してまったく育てておらず、それどころか、辞めていた最中に全員がやれるようになっていた全ての作業を私がするからと取り上げておいて十年。何一つ教えることなく今を迎える分際で(失礼。言葉が過ぎてしまいます)、本来であれば私たちが「これはどうするんですか? このときはどうしていたんですか?」と聞く前に、全ての業務や発注場所や発注の気を付けなければいけない点などを、一覧にして差し出してちゃんと引継ぎをしなければいけないものなのではないでしょうか?
そんな中、時同じくして他部門の人も終わりを迎えるのですが、シフト上、その方と会うのは昨日が最後だということが判明して、「あ、じゃあ、こうして顔合わせるの今日で最後だ」と私が言うと、「え? 明日居ないの橘さん?!」となり、眼を潤ませて「泣きそう」と言われた後、しっかりと手を握られて、「橘さんは頑張るんだよ! また来るから。荷物出しに来るから。頑張ってね。負けないでね。大変だろうけど、何もできないけど、頑張ってね」と泣きながら励ましてくれたんですよ。
私、「頑張るよ。荷物出しに来るの待ってるから、元気でね。体に気を付けてね!」ってお互い励まし合って見送りました。
だからこそ、余計に比べてしまうんですよ、上司と!!
無言貫いている腹の中で、「どうするんだろうな。それで。こうしないといけないのにやらないで」とかって思っているのが丸わかりの上司!
ちなみにこれは、私のうがった見方……と言うわけではなく、普段上司が独り言のように口にしていたので、誰もがそう思っていることを察しているのです。口を開けば「どうせ辞めれば関係ないし~♪」「私が居なくなって困ればいいのに。思い知るんだよ。ふふん♪」のようなことを何の悪気もなく口にする上司。出戻る前から信用なんてありませんでしたが、尚更評価が下がるというもの。
ストレスのあまりに体が痒いといつも体を掻いてストレスアピールをするものの、かつて辞めて行った人たちも、あなたに対するストレスで辞めた人も半分は占めているのに、まったくそっちに頭が行くわけでも無く反省するのでもなく顧みるでもなく。
ああ、この人はずっとこのまま何だろうなァ。
自分に非があるとは認めずに、周りが悪いとだけ思って生き抜いていくんだろうなァ。
悲しい人だなァ。
と、一周回って同情する部分もないわけでもないのですが、それはそれです(-_-)
休憩後、また二時間ばかり組む時間があったのですが、その時も出歩きまくって一緒に居らず、引き継ぎぐらい本気でまともにできないのか? と、怒り心頭の私、同僚の肩掴んで揺さぶりながら←これ本当に揺さぶりながら、
「そんなに一緒に居たくねぇなら! 金輪際本当に一緒に組まねぇから! 本来育てなけりゃいけなかった人を育てるために今からでも一緒に入ればいいだろうが! って、喉元まで出てるんだけど、吐いていい?! 吐き出して良い?! 飲み込まずに出して良い?!」
と言ったら、
「我慢しろ! 気持ちは解かるが我慢しろ!! あと一日! シフト的にあと一日我慢しろ!」
と、言われた後に、
「まぁ、そうは言っても、最終日休みだけど、出てこようと思っていたけど、朝のやり取りでわざわざ出て来るのやめたけどね」
という発言。
私、休みの日にわざわざ来る必要はどこにもないよと、改めて肩に手を置いて肯定してあげました。
本当に。本当に、気持ちよく送り出させてくれない上司様。
本来出戻り二回目は餞別なにもないからね。と言っていた私たち。
それでも一応上司だからと、カンパも集めて餞別を用意していますが、正直出したくないという人たちの多かったこと。
ヒトって、悲しいものですよね。
こんな時、あからさまな評価が出ますよね。
人生損してると思いました。
上司のようにはなりたくないなとも思いました。
一言なんです。
たった一言添えるか添えないかで、同じことをするにしても気持ちよく受け入れられるか、何だこいつと怒りを覚えるか。
上司様。その一言が圧倒的にない! ないどころか、地雷をバラまく発言ばかりする。結果、人望がない。故に、自分のことを知らないお客様たちには過剰なサービスをしたり話し掛けて良い人アピールをする。正直、過剰なサービスを受けたお客様は、それが当たり前だと思い込み、上司がいないときにやって来て正規のサービス提供を私たちがすると、「前はこうしてくれたのに」と不満を持たれて嫌みを言われるという事案に繋がり、私たちのストレスが増すという悪循環。
前回辞めたときも二年間で四か所職場が変わっていたのに、それよりさらに歳を重ねてどうして再就職するなんて簡単だって言葉が出て来るんだろう? どうしてここよりもいい待遇で暮らせると思っているのだろう? よそでチーフを長年やり、同じ職場に何度も復職してる人を、普通は他の業種は癖が強いからと取りたがらない傾向にあると言うのに……
そんな中。果たして最終日、気持ちよく送り出せるのか……
最後の最後にまたしてもふざけた爆弾を投下して行くのか。
今からドキドキです。
創作話などは、退職後、ばたばたが収まってからになるのかなァ。
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