カルマの上に立たんとす1

 朝日が眩しい。横に居るアイラの真っ白な髪からの照り返しで目が痛い。が、今から行く議場では彼女が頼り……になって欲しいのに不満を感じちゃ駄目だね。

 改めて自分の身だしなみをチェック。うむ。服の下には軽くて薄い鎧。長袖の下には同じく分かり難い小手。一番の頼りの書状もちゃんと四通袋に入れて首から下げている。


 アイラの後を下男よろしく追い、開けた扉をくぐって議場に居たのはレイブン、ガーレ、フィオ、リディアのみ。椅子は領主の座る物だけで皆立っている。

 レイブン、ガーレは長物まで持って椅子の両側に。トーク姉妹の護衛は分かる。しかし普通は剣のはず。アイラは剣だけ。……良く無いな。グレースの指示か? なんでだ。

 とは言え今の所誰の様子からも私に対する好奇心しかうかがえない。

 疑問点はあってもお願いした通りの状況。流石リディア素晴らしい。

 このお嬢さんに何か思惑があるとすれば、一大事である今からだろうと思うが……。今の所素知らぬ……何時も通りの顔。結構である。後は邪魔をしないでくれる事を期待しよう。

 あ、フィオは不満が見える。アイラに連れられて入室したからか。

 ……ブレねーなこの娘。ちょっと緊張がゆるんだよ。


 末席、入り口に最も近い場所に立ち……いや、左側に居るアイラが不安なほど近い。

 三歩横にずれてもらい、私も一歩左へ。これでいい。と言っても、トーク家の手の中から逃げる準備が出来てない以上、逃げれるのは数歩だけだが。

 少し待つ。足音が聞こえ、カルマとグレースが入って来た。面々が軽く腰を折る。フランクです事。

 私は平民の正式と教えられた両膝をついた姿勢で目を床へ。

 

 始まる。

 何ともこんなに危ない橋を渡る機会が私にあろうとは、ね。

 鼓動が、落ち着かない。無茶な欲を持てばその分苦労する羽目になると分かっていたのだから、もう少し悟れる自分であって欲しかった。


 ……私も以前のままではないはず。

 こういう場面でも冷静さを保てるようになろうと戦場へ行きもした。

 その分心は強くなっている。だから大丈夫。そう信じ……いや、思い込もう。


「皆の者、楽に。まずはリディア、現状の報告を頼む」


「申し上げます。オレステとウバルトの両方がこちらへ出兵する様子を見せております。兵は両軍とも最小で一万五千。お互いの領境の守備兵を削ってでも集めてる所から、話が通っていると考えます。となれば同時に攻めて来ましょう。

 ただカルマ殿がこれほど急に帰参するのは想定外だったらしく、準備に手間取っており出陣は最速でも二週間後。わたくしの見たところでは四週間後になるかと」


「―――あり得ない。多すぎる。両軍とも一万が限界のはず。それ以上は武器、金銭、兵糧が足りなくなる。ちゃんと調べたの?」


「当然。兵数はまず間違い御座いません。そしてビビアナ・ウェリアが援助するとした場合、物資を集めるであろう街に今大急ぎでそれらの兵站が運び込まれているのです。それが届くより速く出立すれば二週間。しかしどうも待つ気配でしたので四週間と。

 いやはやビビアナは手が多く早い。ランドで大宰相となる準備に忙殺されながら、ですからな。感服致しました」


「―――最初から大難であるとは思っていたが、此処までか。ダンよ。リディアからお主に勝機を作る案があると聞いた。本当ならば当然厚く報いよう。だが、出まかせならば今言うのだな」


 慈悲深いお言葉。だが目線は剣同然。こうまで追い詰められていれば当然ではあるが、私の一挙手一投足に反応してる感じがするのは……。あまり動かない方が良さそうだ。


「お言葉確かに。まずお尋ねする無礼をお許しください。トーク閣下はどう対処するおつもりなのですか? 宜しければ理由もお教え頂ければ」


「……籠城しかない。今ワシが使える兵は手元に居る一万弱のみ。大いに劣勢なのは領地全体で知られているだろう。兵を集めようにも集まるまい。

 二万が相手なら籠城して耐え抜く自信もあったが、三倍ではな。だからこそお主とリディアに期待しておる」


 付け加えればビビアナの兵糧追加がトドメなのだろう。長陣での兵糧不足を期待できなくなってしまった。現状認識が正確なようで結構。

 ……腕を後ろに回していて良かった。手が汗ばんでいるのがバレないで済む。


「ある程度期待にお応えできると愚考しております。しかしその為には望みを叶えて頂きたいのです。つまり……今後領地を動かす際、私に決定権をお渡しくださるとお約束くだされば。閣下がそのご意思をお示しくださる間は、協力出来るでしょう」


 おかしい。驚きはあっても、呆れた様子が無い? いや、トーク姉妹だけだ。他の奴は呆れている感じが強い。

 なんで……は後。カルマが、ゆっくりと立った。……不利な姿勢を嫌った? 何故……もしかしてアイラがこちら側と考えている? 


「ダンよ。下級官吏の身で領主の座を寄越せと言っているのか? ……気狂いの……言葉に聞こえるが」


「少し、違います。私が願った時、此処に居る面々を集め会議をし、その際の最終決定を私にお任せください。色々な理由がありますが私の持つ対策自体にも、そうして頂く必要があるのです」


 呆れていたレイブンとガーレが正気を疑い始めてるのが分かる。

 当然だ。なのに姉妹の様子は……。二人も主の表情に気づき、長物の掴みを変えた。

 ……良く無いな。


「―――一体、何処の領主が下級官吏へ」「カルマ様。あたしが代わりに。下級官吏のダン。念のため、説明する。貴族さえ領主になるとなれば数多の学を学び、経験を積む。そうでないと領地を治められないし、戦いともなれば抵抗さえ無理。

 何度か特別扱いをされて増長したのだろうけど、此処に下級官吏が居られるのもリディア殿が特に意見を聞くべきだと言ったからよ。……此処の者は皆、戦いの準備で忙しい。その意見とやらを今すぐ言いなさい」


 全て仰る通り。言い訳が出来ない。私としても悠々と役立つ善人面がしたくはあったが、真田の事を考えると余裕を持てないのだ。

 と、会った事も無い男に責任転換じみた思考をする場合じゃないね。でも、真田の事を考えると……危機感で気合が入るからな。


「お言葉の幾らかは存じております。ですので、私は元より表立って指示をする気はありません。今まで数回したように、こっそりと助言したいだけなのです。ただその言葉に必ず従うとお約束頂きたい。……グレース様も、今では従っておけば良かったとお思いでは?」


 ―――大きな、深呼吸。これは、不味そうだな。簡単に行くとは期待していなかったが……尻の衣嚢ポケットから笛を手の中へ。


「下級官吏への礼と、言葉は尽くしたわ。―――謀反である! 近衛!! ご領主をお守りせよ! レイブン! ガーレ! アイラ! 捕らえなさい! 考えとやらを吐かせる! 決して注意を怠るな!」


 ツッ! 二将が驚いたのは一瞬。

 逃げてよくしてあるのは右後ろだけ。それ以上は逃げられない。口に笛を、長物を振りかぶる!? 腕一本なんて死ぬぞ私は!

 これは、笛を吹き伏せて降伏するしか、

「ごっ!?」


 レイブンが横に飛んで倒れた。

 ガーレが剣と鍔迫り合いを……アイラか。動いてくれたか。

 はぁああ―――今、アイラを見た記憶が全くない。二人しか見えて無かった……。やはり本当に危急の時となると、駄目だな。……助かった。


「アイラ!? お前、どういうつもりだ! グレースの命だぞ!」


「ダンは……捕らえさせない。そういう約束なんだ。下がれガーレ、レイブン。得物の差がある。次は手加減出来ない」


「ダン、やはり! ―――二人とも、一旦下がりなさい……ッ」

「お前、やはり! アイラ殿! そいつは何も分かってない愚か者っすよ! 騙されては駄目ッす!」


 両者の『やはり』に違う誤解を感じる。ああ、いや、どうでも良い。今は宥め誤魔化さないと不味い。近衛だけならまだしも、更に兵を呼ばれては上手く行っても噂が酷い事になる。

 まずは無害だと分からせなければ。一番危機感を抱かせてるのは……最強の人物に決まってるか。


「グレース様、卑賤の身に発言をお許しください。私の愚かな言葉が、謀反という誤解を招いたように感じております」


 視線は切らないよう、しかし出来るだけ卑屈になるよう身をかがめ……、何故迷うグレース。カルマを見て……頷いた。よーしよし。それでいい。お互いの為に。

 リディアは……少し下がって観察してる感じか。有難う。そのままでいてくれよ。

 まずはアイラだ。彼女は私を守った。ならば今度は私が約束を守らないといけない。……破ったと思われれば、振り向きざまの一振りで殺されるかもしれんしな。


「……許す。何が、誤解なのかしら」


「私には皆さまに危害を加える意志は御座いません。勿論、あっても不可能です。アイラ・ガン様もそれをご存知で愚かな私が無駄に傷つかないよう、哀れに思い守ってくださったのだと愚考致します。

 如何でしょう、まずはアイラ・ガン様のご意思を確認なされては」


「……アイラ、貴方にこちらを害する気はあるの。それと、その者には?」


「無いよ。ダンにも無い。僕は、ダンの考えを聞いて欲しいだけだ」


 グレースの緊張がわずかに緩んだか。なら、

「誤解をご理解頂けたでしょうか。謀反など、考えるだけで恐ろしい話です。―――ああ、そうだ。私には一つ、贈り物がありまして。この首の袋に入っている書状です。どうかお二人だけで御覧ください。そうすれば私にも使い様があるのを御知りくださるのではないかと。それと、もしご不快で無ければ。私の恥を広めないよう配慮を、又文武の頂点の方だけでお話しをお聞きくだされば有難く。

 ……近衛の方に投げ渡させて頂いても、宜しいでしょうか?」


 なんで姉妹そろって引き攣った顔をする。ほーらほら。中身は書状だよ。絹だよ。そっちから見ても立派な刺繍が見えるでしょ。

 ……やっと頷いたか。では危険を感じないよう、ゆっくりと近衛の人に。

 うんうん。好きなだけチェックしてね。

 で、どーですかグレースや。……あ、良い驚愕のお顔。おお、焦りも露わに他の三枚を確認なさってる。一まーい。二まーい。三まーい。絶望が四まーいという感じかな。

 ……ついついザマァと思ってしまうね。酷いぜお嬢さん。本当死ぬかと思った。今でも心臓が痛い。


「……近衛は、下がりなさい。カルマ様。落ち着いてお読みを」


 お。近衛が下がるまで待って読み始めた。良い。好印象よ。やはり人間は年齢と落ち着きだな。若さはクソだ。


「―――馬鹿……な」


 真っ青なお顔。何故此処にそれがあるかに考えが届けば、少しは明るくなるだろうけど、直ぐには無理か。


「……その、カルマ様。書状の内容をお教え頂きたいっす」


「……草原族の、我らに近い四氏族へ向けた書状だ。誰かからは書かれておらぬ。内容は、四氏族へ……トークが攻められた時、籠城すれば領内を荒らし、出陣すれば後背や補給を襲え、と。トークが滅んだ暁には、贈った二倍の金を贈るとも書いてある。このような真似を出来るのは……。

 やってくれおる……ビビアナ―――ッウェリァアアアアア!!!!」


 ……離れてても恐ろしく感じる。

 発言は止めておこう。誰か気付いてくれるはず。―――あ、グレースの様子が、

「―――あ、れ? おかしいわ。ビビアナから、草原族への書状ならそれがどうして此処にあるの。……ダン。これが本物だという証拠はあるのかしら?」


 ……グレースめ。気づいてくれたのは有難いが、偽物の疑いに証拠と来るか。証拠は流石に無……あ、いや。大丈夫だ。適当で良いはず。


「証拠、と言われましても。私には刺繍入りの絹と、更には浅学の身でも分かる美しい字で書かれた書状を作れる方は限られているでは? というくらいで。

 それとグレース様。私はお恥ずかしい事に貴方様へ確認を怠っておりました。私が身の程知らずにも領地の大方針を決めさせろ等と申しましたのは、そしてアイラ様が助けてくださったのは、私の助け無くしてトーク家は滅亡である。という条件を踏まえてです。

 その書状が偽物だとして、グレース様には何か対処のしようがお有りなら教えてください。アイラ様が十分だと判断なされたら、私は恥と共に去ります」


 実のところ書状は本物だとほぼ確信しているはずのグレースに、態々条件を緩めてアイラを説得する機会を与える私本当優しいな。

 ああ、今もチラチラ書状を見ておられるカルマさん。リディアが言うにはそれトーク家では似た物でさえ作れないし、バルカ家でも本当の意味で偽造は不可能なんだってよ。

 何でもその文はこの国で一番美しい字であると有名な方が書いてるのですと。

 姉妹で額縁に入れて飾っては?


「……籠城と思わせてる間に使者を送るなりして二軍に距離を、可能なら片方を止めるわ。リディア殿も居るのだから大軍相手に正面から戦うよりは可能性がある。わが軍であれば片方の一万五千のみなら野戦で破るのも不可能じゃない。急進して片方を破れれば、籠城して凌げるはず。……リディア殿は、何かあるかしら」


 おや、リディアを使うのか。

 今の私を含めて全員が危険な状態。彼女の立場なら安全を取って全員見捨てるのが無難に思われるが……結局どうするのだろう。


「グレース殿、その策しか無いとわたくしも考えます。されど分が悪く、命を賭けた物になりましょう。そしてわたくしはトーク家に命を捧げる気は御座いません。何より実の所このリディア・バルカは、こちらのダン様の配下なのです。故に、その提案はお受けできません」


 ―――うーわ。

 平坦な声が、全員の心を殴り飛ばしたのが目に見えた。いやはや、こんなぶった切るとはね。こいつらしい……のだろうか? 本当良く分からん。まだこちら側は危険だと思うのだが。


「そんな、リディア貴方が? ―――ダン! 貴様、最初からこのつもりで彼女を……いや、そんな馬鹿な事は在り得ない。リディア! 或いはこの男を紹介したのも企みあっての事か! 配下等と戯言では無く、説明なさい。さもなければ……ッ!」


 二将軍がリディアに向かって構えた。不味い。遠くから様子伺いしてる場合じゃなかった。

 彼女は私より強い分、より警戒心を、

「おや、それはうがち過ぎで御座いましょう。錯乱なされておりますぞグレース殿。この領地を奪うのか。と、仰りたいのでしょうが、此処まで火中の栗となった領地。しかも生きた領主一家の面前で事を起こすような気狂い、世におりましょうか。

 我が君、ダン様がお二人を助けようとお考えになられた故、私は此処に居ります。さもなければとうに故郷へ帰っております。

 お二人を助ける為に払ったわたくしの労力と、何より我が君のご慈悲を無駄になされないよう賢明なご判断を期待しておりますグレース殿。カルマ殿」


 え――――――は? 今、滅茶苦茶言った……よ、な? なのに声が、何時もと全て一緒?

 う、嘘。礼儀正しく頭を下げ、視線を敵から、長物の輝きを向けてる相手から切った……。

 幾らなんでも在り得ない。

 なんだこいつ、どういう心臓してんだ。

 体の動きに何一つ緊張が見えない。私額に髪の毛張り付いてるのですが。貴方の発言で背中が更に濡れてもいる。

 驚きで、トーク家の面々が敵意を忘れてる? 私も動揺してるが……絶好の機会なの、か? なら、

「えーと……トーク閣下、一応申し上げます。リディアさんは何故かつい先日配下となって下さいまして。種々の手助けを頂きました。その際、私の考えには妥当性ありとの意見を頂いてもいます。

 これで私の意志はお伝えしました。後はトーク閣下の決心に沿います。私に決定権を渡しますか? それとも独力で何とかしますか? せめて穏やかに話し合う余地ありと仰ってくださるなら、案の説明を致しますが」


 全員の注意がこちらへ。……刃を向けられた本人より私の方がよほど安心したのが見られたかな。どう思われたのか。

 何でも良いから、荒事なしにお話しする気になってくれれば……。


「……どうもそなたはワシの上に立つ事に固執はしておらぬようだ。それなのに、何故分を越えた願いに拘る? そなたの案が良案ならば、ワシは喜んで受け入れ厚く報いように」


 苦々しく歪んでも美しく整ったお顔だ。……さーて、これからも酷く攻撃的と感じるであろう事を言わないと不味い訳だが。

 何とかお顔と同じくらい、整ったお考えを保って欲しい、ね。


******

 物見戸様よりキャラ参考絵を頂きました。今回はこの話で落ち込み、怯え、怒り、嘆きと苦労していても美人のカルマ・トークです。


ttps://www.pixiv.net/artworks/90879352


 出来ましたら無償の好意をくださっている物見戸様のピクシブへ、イイネ! 等をして頂けると有難いです。


 さて、作者としては、ですが。このカルマはそろそろ三十歳(作者的に責任ある立場の若さの限界よりちょい若)になる子供無し未亡人で苦労されている美人領主様感があって宜しいと思います。

 杖は……人を導く立場の者を象徴する道具という事なのでしょうか? と深読みしたり。

 作者としては元ネタがちょびっと筋肉な方なので、一応筋肉強めのお方と考えてるのと、そもそも舞台設定からしてこの話の戦場に立ってる人間は大体……凄く……良い尻と太ももしてます。大体ダイワスカ……兎に角男女共にムッチムチで太いです。

 まさかそんな今の所あんまり書けてない設定に沿って頂いた訳じゃないでしょうが、このカルマの腰は引き締まり、尻と太ももは大きく。とても良いですね。

 腕もちょい太目ムキムキ筋肉弓道美女と思ってますが、それは……まぁ、ラノベ的キャラだからね! 或いは服で隠れてるだけでしょう。


 以下更に駄文。


 男性の夢に満ちるだけでなく、昨今の女性社会進出運動に沿ったキャラと主張したいカルマを代表とする拙作に山ほど居る女性領主という存在ですが、作者としては現実的にもそれなりにあり得るかな。と思ってます。

 歴史的にも途轍もなく有能な女性指導者は結構出てますし。

 ヴィクトリア女王、色々意見はありますが武則天など。


 分かりやすい所ではクレオパトラと茶々なんかお気に入りです。

 当時圧倒的最強にして歴史上でも最上位に有能なカエサル相手にニ十歳そこそこで誘惑したかどうにかして、子(絶対他人の子と作者は確信)を作り、実子と暴虐国家ローマに認めさせる政治力と胆力。

 茶々も四十くらい年上で普通に考えて最悪な相手である秀吉相手に我慢をし、騙し切るか何とかして秀吉の苦労の結晶全てを自分の物にしました。

 両者ともある意味当時有能と言われていた全ての百戦錬磨の男性たちを、若い娘の身で越えた訳で。

 ラノベ、漫画。その他色々な作品で出てくる美人でスタイルが良くて非現実的に有能な美少女を遥かに超えた有能さを感じています。


 私の知識的に厳しいですが、高い立場の女性の話は男性と違う夢と野望と謀略とエグさに満ちてて、何時か魅力的に書ける文章力的な物がつけば良いな―と。思ってしまいますね。

 あ、勿論何方かが書いてくださるととても嬉しいです。

「女好きのセクハラ爺? よし! 種無しで醜く臭い男ですけど惚れてると信じ込ませた上で子供作った事にして遺産に業績ぜーんぶふんだくってさしあげますわ!」

 という感じの真似を大量虐殺者相手に出来る覚悟振り切った女傑のお話し、お待ちしております。

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