見鏡写し
都市伝説 学校の怪談
合わせ鏡
【未来を写すまじない
無数にうつる虚像
見つめあう姿に紛れた
見知らぬもう一人の私】
合わせた鏡が示す生き筋
過去から未来を無限に写す
鏡よ鏡 未来の私は
今より幸せに笑っているかしら
未来を写した左の鏡
見つめる私は若い姿なの
鏡よ鏡 未来の私は
老いることなく若々しいままね
虚像の私が私を指差して笑いだす
右の鏡には赤子が映るのに
左の鏡はかわらないままのその意味を
わからず喜ぶ愚者に救いはない
合わせた鏡が写す死に筋
過去から途切れた未来を写す
鏡よ鏡 明日の私は
どうして醜く歪んでいるの
虚像の私が私を指差して笑いだす
醜く歪んでいる姿はお前だと
砕いた鏡が煌めきながら降り注ぐ
痛みに叫ぶ私を嘲笑う声
無数の欠片が血染めの私をうつしだし
白く濁った瞳てけらけらわらってた
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