第2話今日も会社に負けず活動中!2
今日は何事もなく、1日が終わってくれた。(現在9時)
こんなに早く帰れるのはいつぶりだろうか…
「早く美琴の美味しいご飯食べたい…」
そんなことをぼやいているうちに駅に着いた。
改札を通ろうとすると定期入れがないことに気づく。やばい。
「あれ!?定期がない!?」
私は急いで来た道を戻り、定期を探す。
でも、神は私を見放したのか、定期を落とした形跡はない。
もう一回券買おうかと迷っていたら後ろからどこかで聞いた若い声が私を呼んでいた。
「山本さん〜!これ、忘れてるっすよー!」
よく見ると彼は私の定期入れを持っている。ナイスだ新人!
「おや、ごめんね川崎くん。お礼と言ってはなんだが缶コーヒー奢ろっか?」
「ありがとうございますっす!でも、自分はまだすることがあるので会社に戻るっす!お気持ちだけ受け取るっす!」
「そう。わかったわ。明日もがんばってね。」
「じゃあ、失礼します!」
そう言うと彼は走って会社の方に戻っていった。
新人くんには感謝せねば…
そう思って、時計を確認すると、10時を指していた。
あ、美琴絶対怒ってる。なんかケーキでも買って帰ろ…
途中でケーキを買い、電車に乗る。自宅までは2駅ほどだが今日のコラボ配信の時に話す内容を考えてるうちにすぐに目的の駅に着いてしまった。
疲労で重い足をなんとか動かし、家のドアを開ける。
すると、玄関で仁王立ちした美琴が待っていた…
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