【第2章】愛と不安のハジマリ

用賀マサトという男 【幼馴染み編】

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◆ ◆ ◆


【幼馴染みの証言】

A「まさかと思ったけど、やっぱり俺らにも聞くん

 だなー」


K「洗いざらい喋りたいが、後々面倒そうだな」


A「冷酷な視線でチクチク刺すから怖いんだよ、

 悪魔の微笑み王子はさ。でも、最恐男子の凄みよ

 りはマシかも、なー?」


K「一言多い奴は後でシめるとして、おほん。

  アイツとは武道教室で一緒になって以来の付き

 合いだから、かれこれ20年近くになるな」


A「マジかー、年齢とし取る筈だわ!

  初め、ちんまくて大人しいから大丈夫かなって

 声掛けたら、スゲェ喋るんでビックリしたの覚え

 てる」


K「可愛い顔して次第に辛口度が増していったか

 ら、当初は相当猫被ってたんだな、アレ」


A「良くイジられて涙を飲んだものですよ、およ

 よ。察し屋だからスゲェ気が利くけど、回りく

 どく指摘して別の爆弾落としやがるから今でも

 処理が面倒なんだよなー」


K「はぐらかしも巧いし、あの笑顔の下に色んなも

 のを隠すから掴み所がないと思われがちだが、周

 りを良く見てて的確にモノを言えるヤツ。時に腹

 立つバッサリ返答もあるが、お前も良く助けられ

 たろ?」


A「あの緩急自在な態度が超ムカつくんだよ!」


K「それがアイツなりの優しさだと思って諦めろ」


A「本当は寂しがり屋なクセに最近じゃ全く弱味を

 握らせねーし、もっと素直になれっつーの!」


K「それはお前も同じだな、拗らせ屋」


A「お、俺は素直に生きてるわ、フンッ!」


K「改めて言いたくはないが、そんなアイツでも」


A・K「俺らにとっては大切な存在!と、最大限に

 持ち上げておこう!」


A「因みに俺らの歴史(?)については別作品の

   『サトちゃんとぼくの研究室』

           をご一読ください!」


K「お前の過去もバレちまうな、大丈夫か?」


A「べ、別に恥ずかしいことはしてねーよ!」

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