【第1章】YOU&I
用賀マサト という男 ・改【職場編】
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◆ ◆ ◆
Q.“人となり”をお聞かせください。
【職場Aの印象】
イ「笑顔が爽やか、モテイケメン、へい♪」
ロ「とにかく気が利く、モテイケメン、ほぅ♪」
ハ「頼りがいがある、モテイケメン……ゃぁ」
イ・ロ「
ハ「すみません、恥ずくて……」
ロ「仕事できる、主任より〜♪」
イ「万能感半端ない、主任より〜♪」
主「そんな事言うと大暴れして辞めちゃうぞ?」
イ・ロ「んー、仕事が増えて困るなぁ」
主「もっと緊迫感持てよな。因みにアイツ、伝説
持ちって知ってたか?」
ハ「何ですか、それ?」
主「アイツの一声で隣街が動くってヤツ」
イ「主任、話盛りすぎ……って、身に覚えが有る
かも。あの静かなる怒りって、まさか」
ロ「今にも凍えそうな、冷やかな笑顔に何故か身震
いするのは、それなのか!」
ハ「え、そうなんですか?」
主「お前は贔屓されてるからなぁ」
ハ「そ、そんな事は無い……とは言えない。まだ
怒られたことないから〈優しいアニキ〉でしか
ないし」
イ「
ロ「覚悟しとけよ、念の為」
ハ「挙動には気を付けます」
主「しかし、俺より高評価とは妬けるな。何とか
弱味を握って潰しておくかな」
イ・ロ「完全に詰みますよ、主任」
主「だな。後輩だが、長いものに巻かれよう」
皆「うん、うん」
◆ ◆ ◆
【職場Bの評判】
A「物腰が柔らかく、周囲に緊張感を与えない印象
で初対面でも心の垣根を感じさせずに丁寧な対応
ができる方ですね」
B「相手を包み込むような優しさも自然と人を惹き
付けるし、ソフトな言動で説明も分かりやすく不
安要素が少ないと評判です」
C「私達にも気軽に話し掛けてくれて、それも
くないのでスタッフ内でもファンが多いんです、
うふ」
D「出来れば講座数を増やしていただきたいのです
が、こちらは副業だからと断られてしまい、本当
に残念です」
◆ ◆ ◆
【自己分析】※追記
共働き一人っ子で人見知り。引っ込み思案もあって、こども同士の輪よりも大人に囲まれる事を選んできた。
ともなれば周囲の心配は必然で、そういった心の機微を鋭く察知してニッコリ笑顔と無邪気な言葉で着飾る幼少期、よく預けられていた叔父とその友人の薦めで武道教室に通う事で、漸く自分らしさを曝け出せる仲間ができた。
大切なものは一握りで十分。
それ以外は余程の事がない限り、あからさまに成らぬ微笑を湛えて広く浅く一定の距離感を慎重に保ち関係を持続する。
こうして、寂しがり屋で欲しがりで、弱虫なところを見せぬように生きてきた。
つもりだったのに。
この出逢いがそんな余裕を一気に崩していくなんて、本当に、困っちゃうよね。
(――って、マジで晒しにきたね、作者さん♪)
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