『培養土』

「こういう風にね、『培養土』を使えば、初心者でも簡単に、花を育てれるんだ!」

 そう、コイツは、得意気に、オレに笑いながら言った。



 その花に負けない程の、花の様な綺麗な笑顔に、



「ああ、いっぱい咲いて行くな!」

 オレは、自分の胸にこそ、コイツへの、花が咲いて行く事を確かめながら言った。

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