『地球人侵略』

やましん(テンパー)

『地球人侵略』



『これは、かぎりない、フィクションである。なお、いちぶ、コマーシャルも含んでいる。』



        🌏



 われわれ、火星人は、長く地下深くに身を潜めていた。


 そこには、太古に消えた海が残っていた。


 われわれは、平和を築き上げた。


 しかし、いまや、それは、再び、破壊されんとしている。


 地球人が、ついに、移住してくるのだ。


 太陽の巨大化が、考えていたより、ずっとはやくおこることが確実になったので、地球は、ハビタブルゾーンから外れ出す。


 結果的に、金星化するだろう。


 金星人は、われわれと争い、女王の魔力により、はるかな異宇宙に飛ばされた。


 しかし、地球人は、自力で火星に移住しようとしている。


 女王は、それを、容認している。


 われわれは、先に地球を支配下に置くべきだと判断したのである。


 いまなら、まだ、女王の協力も得られるし、地球人の顔もたててやれるだろう。


 女王は、二億年以上前から、地球に潜入して、密かに支配してきた。


 われわれは、まずは、名乗りでなければならない。


 われわれは、女王の巨大宇宙船『アブラシオ』の出動を要請した。


 ぼくは、火星副首相、ダレル。


 人間としての人物としての女王の実の息子だ。


 首相は、リリカ。


 火星が生んだ最大の天才科学者である。


 おめおめと、地球の侵略に踏み潰されるつもりはないし、科学技術なら、はるかに、われわれが進んでいる。


 地球人は、いまだに、ワープ、跳躍、空間移動。どういってもいいが、できない。


 われわれは、金星から、すでに、その、技術を手に入れた。


 ただし、地球の女王は別だ。


 彼女に不可能はほとんどない。


 さあ、地球初の移住船が着くぞ。


 はじまるのだ。


 大活劇だ。



    ・・・・・・・・・・・・




 


 


 

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『地球人侵略』 やましん(テンパー) @yamashin-2

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