年下の幼なじみ
年下の幼なじみ
そんな格好
お前には似合わねぇーよ
そんな脚出して
そんな胸開けて
そんな化粧までして
充分 肌きれいじゃねぇかょ
過剰品質だよ
なんだこれ?
独占欲かこれ?
いやいやそんな
そんなわけ
そんなわけない……よな?
夏祭り
一緒にいこうとして
いきなり揉めた いざこざ
別に浴衣じゃなくていいって言ったろ?
だれ需要だよそれ
俺の指定だよそこ
めんどくせぇんだよいろいろ
そりゃぁ、まぁ
みんな綺麗だよな? ウン。
高台の公園
人混みを避けて
少し小さいけど
遠くに花火が見える
遅れてきた音に
重なる言葉
あぁ? いまなんつった?
振り向けばじっと
見つめる瞳
目尻の導火線に
涙を灯して
下唇を噛み
漏らしたつぶやきは
「妹じゃ… ないもん…」
*・゜゚・*:.。..。.:*・☆*:.。. .。.:*☆・*:.。. .。.:*・゜゚・*
打ち上げ花火の
照らす横顔
頬にこぼれる
ブルべ
あぁ もう
もうだから
だから化粧なんてやめとけって言ったのに
可愛い俺の
年下の幼なじみ
たぶん今日からは
大切な彼女
===================================
ブルベ
イメージイラスト
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます