第51話 何故そこにいる 店の・・・
「美味しいよ~~リジャああ」愛らしい子供の声 「え?」慌てて振り返る
何故かそこに混ざっている店のアイドル 吸血鬼のシャラ姫
しかも一瞬のうちに 料理の三分の一が無くなっているではないか!
「ど、ど、どうして どうやって此処に!!!」「え?普通に狩りにきたよ ご飯が足りなくて」
シャラ姫の今の気分
先程までは 狩りの為 女戦士の服装ぽい感じだったが
今はリジャも 他の人物もいるので
赤い縦ストライプのリボン沢山ゴスロリ服に御着替えした
頭飾りは赤い薔薇である 可愛くコーディネート!
しかも下着にお気に入りのカボチャ・パンツをつけている
これは シャラにとって女の身だしなみかも知れない
はぐはぐはぐ!「美味しい!!くすっ」シャラ
「おい、リジャ?」青い顔の宴(うたげ)
「はい・・」「保護者として ちゃんと面倒をみるように」
「はい」 宴の腕に噛みついて 血を啜っている ズズウウーチュウウウウウ~~~~
「シャラ・・姫様」「何かな?リジャ」
「別に料理を用意しますから それは彼等、冒険者のもので・・・」
「それに宴(うたげ)さんの血も駄目ですから・・」「俺の血ならいくらでも提供しますから!」
「俺の・・血はいくらでも飲んでもいいです!貧血や死なない程度に!!」
涙声 リジャの心からの叫び声 悲鳴に近いかも
青い顔で他の冒険者もルリンもアルも フリーズ中 固まっている
なお、参考までに 今、何故か 料理の半分が無くなっている
「あ~いいお湯だったっす えへへ あ、美味しそうですねえ
リジャさんの料理ですかあ? 食べてもいいっすかあ?」能天気な声 行商人係のマテイン
廊下から 大広間の部屋を見る
了解も得ずに すでにパクパクと食べだす マテイン
「いや~~最高っす あはは」浴衣姿 浴衣には『ののちゃ』のロゴマーク
「風呂も良かったっすね」
「お・・お前 何故、此処に?」震える声のリジャ
「え? そりや 僕、今はシャラ姫ちゃんの御供ですよん うふふ」
ちゅうううううう~~~~ん
「もうシャラ姫ちゃんてば 早速 僕の血を吸ってえええ ぐふふ」
マテインの腕に噛みついているシャラ姫
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