第36話 ベットの上で二人は・・ポッ☆

何事もなく 今日という日が過ぎて行く・・はずだった


「え? 此処は」「私のお部屋よ そして今いるのは 私のベットの上 リジャ」愛らしい姿の幼女な シャラ姫


「コロボックルさんを脅して・・いえ、お願いして 運んでもらったわ うふ」

「何故、 そんなに離れようと 逃げるのかしらリジャ」

「いえ、その、あの・・・」

「今夜は寝かせないかもよ ふふふふ」妖しい笑みのシャラ姫(幼女)


「そ、そんな襲わないでください! 俺はただの使用人ですから!!」

思わず泣き叫んでしまう 少年(推定17歳)リジャ


「・・・そんな赤い瞳の者なんて いないわよ それに耳も変!」


「え・・?」

「ええっと 多分 ハーフエルフか エルフの亜種じゃないかと・・」

「き、記憶がないので よくわかりませんが!!」

胸がどきどきしながら そう言ってみたリジャであった


「・・・ふっ」にやりと笑い 横を向くシャラ「何ですか その反応!」


「俺、泣きますよ!!」「くすくすっ可愛いわ リジャ」

・・と幼女の姿 吸血鬼姫シャラに言われてしまった


「とにかくだけど・・」じりじりと迫って来るシャラ姫

「あの、あのあ、あの」慌てまくるリジャ


「姿年齢では 私の方が小さいのに 何を怯えているのかしら?ふふ」シャラ

「・・主(あるじ)様 シャラ姫 実際年齢は あなたの方が数百歳年上でしょう」リジャ


「女の歳をあからさまに言うなんて 悪い子ね リジャ!」

すぐそばに シャラ姫の顔が迫っている ドキドキが何故か止まらないリジャ


「さあ、選ぶのよ リジャ!!」「はい?」

「人生ボードゲーム サイコロ勝負! それともオセロかしら あるいはトランプ? 

それとも花札かしら!」真剣な表情で リジャを見つめるシャラ姫


ちょっと固まったリジャ

「・・・・・」「‥何かしら 冷汗が出ているわ リジャ」

「ゲームですね どれでもいいです」「力尽きたような声ね」

「・・気にしないでください うっうっ」


トランプをしながら リジャは一言

「俺は 時々 多忙ですから コロボックル達に相手させてくださいね」


「・・うん わかったわ 後でお風呂にも入りましょうね」

「わかりました 姫さま」「お風呂用のアヒルちゃんはいるわね」握りこぶしシャラ姫


「遊び相手はとても大事よ 必要だから!!」玩具のお風呂用アヒルちゃんの事であった

「・・・はいはい お気に入りですね」「そうなの!」

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