第30話 とほほ~ん だけど明るい行商人

ダンジョンの中 こちらは行商人マテイン

「とほほ~~ん」

「いや~~まいったっす シャラちゃんが店のオーナーとは・・

こってり、じっくりと リジャさんに絞られたっす やれやれっす」


「しかし リジャさん 目に包帯みたいに布巻いているのに 見えているですよね

不思議だな~~あの人」

「本店のシャラちゃんの料理運びにも来るようにって 僕にシャラちゃんの生贄になれって事ですね やれやれ」「まいったっすなあ~~~はあ」


岩場のダンジョンの中で ぼんやりと立ち止まるマテイン

「そうだ、よく見れば・・」

「・・そういえば うちの店の栄養ドリンクのラベルの女の子 あれはよく見ると

シャラちゃん」


「・・まあ シャラちゃんなら血を吸われてもいいか!ぐふふ」「可愛いよねシャラちゃん」

ちょっと顔が にやけるマテイン


そこに 悲鳴が聞こえてきた 「きゃあああ」「うわああ」

「悲鳴っすね」「行ってみるかっす」マテイン


岩だらけのドンジョン、声の方へ駆けてゆく

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