第23話 二人でお風呂💛
ぴぽぴぽおおおお~ん 部屋の呼びだしベルの音
「この呼び出しは・・おそらく」
「リジャああ お風呂一緒に入ろうよおお」明るいシャラ姫の声
「いや それは・・」「お風呂入るううう 泣いちゃうから」
「・・・・・・はい」
特別室である シャラの部屋に設置されたお風呂
広めの浴槽 スイッチを入れると天井の窓から 星空も見える
わしゃわしゃとシャラ姫の髪を洗う 「リンスは・・と」
リンスやらトリートメントをして 艶やかな黒髪を整える ついでに長めの自分の黒髪も洗う
「リジャの目 綺麗 うふ」「そうですか?お姫様の青の瞳も綺麗ですよ」
「うふふ 背中洗ってえ」「はいはい」
浴槽にゆっくりと浸かる 「はあ~気持ちいい 眠くなりそう」リジャ
シャラの方は 浴槽に浮かべたアヒルちゃんと遊んでいた
「楽しいですか お姫さま?」「うん、リジャと一緒だから」ニコニコと笑う
「それに 手下のアヒルちゃんもいるから!」玩具のアヒルちゃん達の事であった
ダンジョンの中で 数百年 モンスターとして過ごして来た 吸血鬼の御姫様
稀なレア、モンスター
ずっと・・・
たった一人だけで ずっと・・・
「此処のオーナー 前の店主と会う前は 一人きりでしたか?」リジャ
「そう でもダンジョンの温泉で他のモンスターとよく遊んだり、食べたりした」「・・・・・」食べた?友達を食べたですか?
怖くて聞けないリジャ
「そろそろ 上がりますよ」「うんリジャ」
風呂から上がり シャラをタオルで拭き リジャの風魔法で髪を乾かしてしまう
「ぽかぽか・・うふふ」「良かったですね」
シャラは下着のカボチャパンツに 可愛いピンクのネグリジェをチョイス
リジャの方は お店に常備している 替えのシャツに下着、パジャマである
明日の分の服もロッカーから準備
なお、多くはないが 店には冒険者用の替えの服や下着も販売物として置いていた
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