第9話 鶏と吸血鬼姫
ののはな亭の特別室にいる幼女
氷の魔石を使ったミニ冷蔵庫から 赤い液体を取り出して
コップに注ぎ 美味しそうにゴクゴクと飲み干す
「ぷはああ 美味しい」
近くに置かれた籠には 生きた鶏(にわとり) いや鶏のキメラ
顔がワニで嘴(くちばし)はある
にいいんと怖い笑顔で 鶏を見る
身の危険を感じ 鶏は悲鳴を上げた
「ココオオオ コケコケコオオオ」鶏の絶叫
「ぐふ・・」恐ろしい笑顔を見せる幼女
籠から取り出された鶏に幼女は噛みつき
血を啜る
チュウウウウウ~~~~ズズズズウ
チュチュウチュウウウウンン ズズズっ
「こ・・コケエエ」ガクン! ミイラ化してしまう鶏のキメラ
ミイラとなった鶏を・・ゴクン
「うふふ 美味しかった」
舌なめずり その後で特注のレースの綺麗なハンカチで
お口をふきふき 小さな牙がきら~ん
「リジャたら こんなに可愛い女の子がご飯を待ってるのに」
哀しそうな顔をする幼女 いやレアモンスター 吸血鬼姫
「あ、御着替えをしないと 何を着ようかな うふふ」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます