ただしイケメンに限る!はゴブリンでも通用するのか?
@nekorunrun
第1話 異世界転生
俺の名前は、土田 空賀(つちだ くうが)
現代の〇□年生まれ、身長は175センチのイケメンボーイだ。
今はこの時期、社会の体制が変わり、家で在宅勤務をこなすサラリーマンだ。
俺にとって在宅勤務は最高にストレスが溜まり、常にオーバヒートしそうだぜ!
前までは通勤途中で、目に入った可愛い子に
「―ねぇ。もしかして、今から仕事? 違うなら、お茶でもどうかな? 最高に上手いモーニングをご馳走するよ?」
「―――いえ。困ります」
「困らせてしまったか。…… それは本当にすまないことをした!! お詫びにお茶なんてこと言わない。――マイハウスへかもん!」
「――え?」――ドキュン!!
この反応、いけるぜ。
俺は颯爽とポケットに入った携帯電話を取り出し、TELした。
TEL~「――あぁもしもし、部長!? ――俺今日休みます!!」
「土田ぁあ!! お前今日もまたッ――」ブチッ―――つーつー
「――さぁ、お待たせ! 行こうか」
そんな俺がひょんなことから、転生することになるなんて。
――あれはものの十五分前―――。
久々の会社への通勤途中に、いつもの流れで女性に声を掛けた。
その女の子とは大いに話が弾んだ。――爆笑だ!
みんな、気になるだろ?――早速、その子のスペックを紹介するぜ。
背丈がスラっとしたモデル体型で、美人の高田 マリンちゃん似(呼称マリンちゃん)だ。
そのマリンちゃんが直ぐに家へ来ることになった。
――、忘れてたけど、俺の部屋は暗黒的に散らかっており、ハンモックの下にシーシャが置いてあって、それをマリンちゃんが誤って蹴飛ばしてしまった。
中で温まっていたシーシャの炭が、散乱していた衣服に燃え移り、大火事になってしまった。
そんなこととは、つゆ知らずに俺は、マリンちゃんとこれから始まる情熱戦争に向けて、お風呂で体を清めていた。
洗い終わり、風呂のドアを開けると、部屋一面、ヘルファイア。
俺の体は一瞬にして灰と化し、そのまま天国に召された。
天国に着いた俺の灰は、人間の体を形どり全裸で女神の前に立たされていた。
ついさっきまで、やる気だった俺のjrなアソコも立っていた。
「―――とこんな具合の説明だけど大丈夫そう?」
「大丈夫じゃありません! それに… 何ですかそれは! しまってください!!」
俺に、可愛い顔で厳しく叱ってきたのは、この天国を任された天使で女神のイロハ=クロイツ。
「しまうって言われても俺全裸だし。それに生まれたままの姿ですよ!? 何がダメだって言うんですか!」
「その巨悪なものがいけないのです! なんとかしてください!!」
「俺のjrだってなぁ――ッ引っ込みが突かないんだよ!」
「――なら、あなたのアソコ絶ちますよ?」
「ひぃいいいいいいいいぃぃぃぃぃぃいいええ」
俺のjrは威厳もなくなり、ショボくれた。
「あの――大人のおもちゃのイロハ…… あ。失敬、イロハエンジェル。俺はこれからどうなるんですか?」
「何か最初に凄く失礼なことを言われた気がしたんですが、…… 許します。…… 私は天使であり女神でもあるんですから――」
そう言いながら、イロハエンジェルは俺に向けて手をかざした。
「土田 空賀さん。あなたは大火事を起こした罪と、天使であり女神でもある私に、その矮小なモノを晒した罪で、あなたを異世界送りにします」
俺は、その言葉を聞いた瞬間震えたね。マジ来た!って思ったね。
だけどな、この女神は話がここから続くんだよ。
「あなたは、その顔に相当の自身があるようですね」
「そんなこと―――ありますね!!!」
「はぁ~」
イロハエンジェルから溜息が漏れた。――何故だ。
「正確には、あなたに異世界転生してもらいましゅ!。…オホン。… ――もらいます!」
あ。言い直した。
「あなたには――」
「ストっぷ!! 二回言わなくていいからさ。――あの、転生するってことは何。俺また子供から再リトライなの?」
「――いえ、人間ではありませんよ」
「人間じゃない?! ――じゃ何。人間じゃないってことは、ゴミ? プランクトン? それともお茶?」
「そこまでひどくはないです」
クスッと笑うエンジェル。
「あなたにはゴブリンとしてやり直してもらいます」
「ゴブリン!?、…… でも子供からでしょ? やだやだme―――子供の体じゃ遊べないME―――!!」
ただ駄々をこねただけなのに。
そんな小説みたいなタイトルを考えていた。
すると俺の股間に違和感を感じた。
――ツルツルだ。
――脱毛した訳でもないのに。
―しかも、本体ごと根こそぎッ
――――jrなアソコが綺麗さっぱり無くなっている!!!
――何故に!?
「ひぃいいいいいいいいぃぃぃぃぃぃいい」
失神しそうになりながらも俺はキレた。
「――この不埒なオーガ二――ッッ!!!」――ッブッシュ!っと俺の体は粉々に吹き飛び、灰になって異世界に送られた。
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