第17話

「弟子入りをゆるそう」

みのりは言った。

「ありがとうございます!」

サブリナは一生懸命頭を下げた。

「ただし、修行はつらいぞ」

みのりが腕を組んでそういうと、レミが口を挟む。

「修行って一日中みのりとサブリナが一緒にいるってことでしょ?そんなの嫌よ!」

みのりはレミの頭を撫でて言った。

「仕事だから厳しくする。レミが心配することじゃないよ」

レミは照れ臭そうに聞いた。

「本当に?」

「ああ、朝は早いし力仕事だし。チョコレートの下ごしらえまでできれば、本来の作業に集中出来るんだが」

みのりがそう答えるとサブリナが言った。

「じゃあドワーフを雇えばいいでしょう。彼らは力持ちで、真面目だもの」

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