第16話
「私、自分でチョコレートを作れるようになりたいんです」
サブリナは真剣な表情でみのりに訴えた。
「お母様のため?」
レミは心配そうにサブリナに問いかけた。
「はい、そうです」
サブリナはレミにそう答えるとみのりの方へと向き直した。
「お願いします。どんな厳しい修行にも耐えてみせます」
レミは言った。
「それってみのりとサブリナが2人っきりになるってこと?そんなの嫌よ!」
みのりは1人考えていた。
チョコレートが宝石一つ分もする高級品なら、そう頻繁には買いに来れないだろう。
サブリナが真剣なのも、真面目な性格なのも見て取れる。
弟子にしても問題はないと思った。レミの焼きもちを除けば。
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