第15話 部活どうします?
手嶋とバトり、高瀬との関係が進展したような気がした日の翌日、金曜日になった。
「えーっと、何話すんだっけ……あ、思い出した。来週の月曜日から金曜日まで、約一週間、部活動の仮入部が始まります、てことで今日の6,7限目は体育館で部活動紹介があります。入部は強制じゃないので自分が入りたい部活に入ってください。ちなみにこの学校で一番強い部活は…囲碁将棋部です。あ、一限目体育か、皆急いで更衣!更衣更衣!」
部活動か…。
何かしら入らないとなぁ。自分で運動出来ないタイプだから…部活入って運動しないとブクブクと太っていっちゃう。
「よー、高瀬。部活どうする?」
「んー、僕は運動はあんまり得意じゃないから運動系以外なら入ってもいいかなーって。」
「けどそこであえての…運動系ってのもありじゃない?」
「おー、おまいら何話してんの?」
「えー、部活の話…ってかお前卒業したの?」
「え、やっと聞いてくれた!もっと早く聞けよー!」
「あ、やっぱ止めとく。朝からシモの話は聞きたくないわ。また、昼休みな。」
「お前、どSの素質あるよ。」
「は?ぶっ叩くぞ?」
「何やかんやで乗ってくれるのが博大のいいとこだよな!高瀬!」
「え?う、うん。そうだね。」
「そういやさあ、お前他のやつは名前で呼ぶくせに、何で高瀬だけ名字なの?」
「あ…確かに。何か僕他の人と違うことあったかな…?」
あるっちゃあるよね。
それはね…
可愛いことよ。え?だって可愛くないですか?あ、てめぇらは見えねえか、憐れだねぇ。小さい脳ミソで考えてみろ、可愛いの塊だぞ。
「高瀬を名字で呼ぶ理由は……手嶋に脅されてるから。」
「「は?」」
「何か手嶋に『お前が高瀬くんを名前で呼んだ暁にはお前の毛を毟る、さもなくば名前で呼ぶな』って。」
「マジか……」
昨日の件でちょっとだけ認識改めかけてたけど……あいつはやっぱり手嶋だったか。
しゃあなえや。
「とりあえず更衣だ。更衣、着替えるぞ。」
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次の回で部活決まります。
短くてすいません
😇
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