第2話 友達は作っとくもんだよ
友達できた。
やったね。
普通すぎる自己紹介したのにね。
「我英」好きがいてマジで助かった。若林くんありがとう。
とまあ、一応友達が出来たのでずっこけなかったので良かった。
まあ一番印象に残ってるのは高瀬君だよね。凄いタイプの顔してる男の娘だもんね。閃いちゃうよね。まあ、すんでで止まったのだけれど。
相変わらず高瀬君は女子人気が凄い。授業が始まってしばらく日数経ったけど人気が留まる事を知らない。最近では他クラスの女子もわざわざ見に来るあたりすでに凄い情報網が張り巡らされている事がわかる、まだ4月なのにね。
そして今は日本史の授業中、高瀬君は真面目に授業を聞いているので気づいていないようだが手嶋にめっちゃ見られてんだ。あいつの顔やべえよ。ハァハァいってるもん。授業中だぜ?授業中に何の前触れもなくそういう妄想もしてないのに起つことあるけど流石に興奮はしたことがない。
すると日本史の梅咲先生(30代男)が
「んー、後10分しかないから次の時代に進むのもあれなんで授業進めるのやめときます。雑談でもしようか。」
きたわね。雑談タイム、無駄に覚えちゃうやつ。
「雑談するつっても話すことないな。うーん、じゃあ次の授業何?」
するとクラスメイトが「体育でーす。」「サッカー」「女子はソフトボールぅ。」「いいなあ、ソフトボール」「うちはサッカーの方がいいけどなぁ。」「サッカー…高瀬君の汗…💡」
手嶋どこにでも出てくんな。強すぎん?
「体育かあ…先生が学生の頃なあ…あ、一個あったわ。」
お、何だ?
「バスケットボールの授業だったんだけど、先生その時眼鏡かけてたんだよ。今は視力回復したからしてないけど。」
ほう。
「で、先生たまつき下手だったから真下のボール見ながらたまつきしてたのよ。」
結果見えたわ
「そしたらねえ、顔面にぶつかって眼鏡めっちゃ歪んだのよ!フヘヘヘ!」
スベったね。もっとパンチがほしい。
いや待てよ、高瀬くん下向いて振るえてるけど笑ってんのか?ゲラじゃん…
すると高瀬くんが下を向くの止めて前を向いた。
え、可愛い…
手嶋も小声で
「え、可愛い…」
手嶋と感想被っちまったよ。手嶋もやっと理性を取り戻したっぽいな。あの笑顔は全てを浄化する、証明完了。
梅咲先生はスベる話を続ける、もう止めてくれ…こっちの身が持たねえよ…くう…うわあ…ああああああああああああああああああああああ!
授業終了のチャイムがなる。どうやら
今も少し笑っている。高瀬の腹筋ぶっ壊れんじゃねえか?
すると若林がこっちに来た。
「次体育だぜ、着替え行こうや!」
「ああ、ん?」
「どした?」
「まずい、産まれそう。」
「ああ、トイレ行ってこいよ。」
「こりゃ大物だ。」
「頑張れ。」
「おう。」
出産した。かなり大きい子が生まれた。時間かかったわ~。5分くらい踏ん張ってたからな~。若林はもう着替え終わってるかもな~。
「急ぐか…」
そして俺は男子更衣室にダッシュで向かった。
それにしても男子更衣室あるとか珍しいよな、金余ってんのかな?
男子更衣室の扉の前まで行くと二人の声が聞こえてきた。
誰だ…この声は高瀬くんと松井か?
何話してんだ?
『俺はなテメエみたいなナヨナヨしたコミュ症が女にモテてんのが気に食わねえんだよ。』
『ぼ、僕は別にモテて何か…』
『それによお!女みてえな顔しやがって、キモいんだよ!お前の顔を見るとむしゃくしゃしてくるんだよ!マジでキモいんだよ!』
『…』
『お前さえいなけりゃ、お前さえいなけりゃ今頃俺はモテまくりで後少しすればヤりまくりだったのによお!』
『…』
『こっち来いや。』
『…』
ドン!何だこの音!もしかして、突き飛ばされたか!?マズイ、助けた方がいいのか…
『あ?やり返さねえのか、んじゃあ、もっと殴らしてもらうわ。更衣室だからカメラもねえしな。』
これはダメだ。
そして俺は更衣室の扉に手をかけた。
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読んでくれてありがとうございます。 ♥️をください。♥️がほちいよぉ…ぐっ…ぐう…ぐあああああああああああああああ!
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