2章:内政改革は波瀾万丈です!

内政改革です!美味しい料理を作ります!

判別の儀式から1週間経ちました。


公爵家に働く皆さんも私が全属性適正があった事を秘密にするよう厳命され、表向きは平穏が戻って来ました。私は儀式の後、ある程度の自由は認められたので、公爵家私設軍(騎士団)から護衛同伴で、昨年の4歳から少しずつやっている畑に付きっきりである。書物で読んだ作物を公爵家の力で取り寄せ、育てています!

ちなみに、今育てている作物はサトウキビ、ジャガイモ、サツマイモ、後はお米!ただ、田んぼまでは作れなかったのでお米だけは暫くは保留である。

この国の主な穀物は定番の麦でパンが主食です。温暖気候で農業が盛んな穀物地帯、でも麦ばかりでその他の穀物や香辛料などは他国からの輸入に頼っている。作っている作物のバランスが悪いので、海に面しているフィリアス家の力を存分に使って内政チートに乗り出したのだ!ふふふっ、見ていなさい!


【この世界の農業王に私はなる!】


ジャガイモとサツマイモはなんて言うか、土を耕して苗を埋めるだけで簡単に育った。拍子抜けである。サツマイモで糖分をおぎなった甘い食べ物を作りましたよ♪


まず定番の、サツマイモのバター焼き!ステック状に切って油、またはバターで揚げれば完成♪シンプルでオヤツに最適だね!


次は、サツマイモのポタージュスープ!私の好物なんだ♪


コンソメスープなど簡単に作れる物は料理人の方に手伝ってもらい作りました。


『偉大な方(読者)からフリーズドライ技術の指摘があり固形物として保存がしやすくなりました。ありがとう!』


超絶!大好評でした!使用人の方々にも配りました。泣いて喜ばれました。

(甘いものは凄いね!正義だよ♪)

砂糖を使わずに、自然の甘さが引き立ち、口当たりの良い味に仕上がっている。うむ、匠の技である!よきかな♪よきかな♪


【※これ以上は料理小説になるので割愛します】


サツマイモだけで約20種類の料理を作りましたよ!一部は公爵家のみに秘匿して、半分以上は市民に公開しました。

ジャガイモは無限の食材なので、40種類のレシピを公開しました。ジャガイモは少量の塩が有れば蒸かすだけでとっても美味しく(バターがあればなお良い)荒れ地でも育ち、病気に強く収穫量も凄く多いので、食糧難の助けになるのだ。ジャガイモ最高ーーー!!!ジャガイモは食糧の神様ーーー!ジャガイモで天下が獲れるじょ!

ヽ( ̄▽ ̄)ノ



お父様とお母様が大至急、サツマイモとジャガイモの畑を開墾しました。新しい畑には、スラムにいる貧しい人々に耕してもらい、収穫まではこちらで少々の給金と、1日の食事を提供することで解決しました。スラムも少しずつ改善してる見たい!一石二鳥だね♪

近年は豊作が続いて民の生活は楽になり、向上しているみたいなんだ。

(実は、光さんが言うには私が無意識で出している魔力に、土の精霊ノームがやって来て、土地に活力を与えているらしい。今度会ってみたいよ!?)

サトウキビだけは、公爵家直轄の土地に畑を作り口の固い農業者で育てている。砂糖は貴重でその名の通り、【金のなる木】だからね。公爵家の資金源にするのだ!

(周りには輸入で仕入れた事にする)


これだけの実績を約1年で出した私を、家族の皆は出来る限り協力してくれるようになった。(美味しい料理の為にね!)


期待に応える為にも次は何を育てようかなー♪


判別の儀式から1ヶ月経ち、王様から招待状が届きました。王家主催のお茶会に参加せよとのお達しだ。ちくしょー!今、良いところなのにー!!!


でも、借りがあるので断れないんだよね~

さて、お茶会では壁の花にでもなりますか。


(お茶会ではナニモヤラナイヨ?)


予定は未定・・・だけどね!

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

【後書き】

愚者の声

「ムシャムシャウマウマ♪ゴクン。」

シオン

「あら?お食事中でしたの?」

愚者の声

「この世界の食事はイマイチで、ようやくシオンさんが領地改革で農業始めたおかげで久々にポテチが食べれました。ありがたやー」

(‐人‐)

シオン

「や、やめてくれます!貴方に感謝されるなんて気持ち悪いですわ!」

愚者の声

「・・・あれ?あれれー?」

シオン

「何ですの!?」

愚者の声

「ツンデレ?w」

シオン

ブッチ!

「喰らいなさい!光魔法!ホーリーレイ!」


ちゅっどーん!!!


愚者の声

ぎゃぁぁぁーーーーー!!!(ちょっち可愛いかった・・・な。ガクッ







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