旅人が夢というのなら
風花レン
エピローグ
ゆっくりと流れる風は当然強くなることがある。
風は決して待ってくれない。
ーーー置いてかないで
炎は闇夜を切り裂く英雄だ。
太陽が沈んだ時さえも、生き物は確かな光を求めた。
ーーー貴方は私たちの希望です
大地は鼓動する。
生き物たちは何故かそれを理解出来なかった。何故なら大地が生きることは当たり前だと認識していたからだ。
ーーー私は…本当の生きる意味を見つけてしまった
水は生き物の糧となる。
彼らに抵抗権はない。生き物、植物よりも蹂躙されているは彼らだと人間は言った。
ーーーその選択は必ず後悔することになるぞ
魔は惑わす。何もかもを。
万物は魔を避けて生きることは許されなかった。
それが例え神であろうとも。
ーーーもう…やめようよッ!
世界は求めた、希望を。
世界は懇願した、理想を。
無慈悲に自分たちの楽園を語り、代行をさせた。
偽り正義を振りかざし、ありもしない敵を敵とした。
ーーーああ、もし夢がかなうとしたら、もう一度やり直してみたいなぁ
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます