「鬼滅の刃」がもたらしたもの

 「鬼滅の刃」は、社会現象を起こすほどに、大ブームになったことは、我々の記憶に新しいです。


 あれはとてもよいことだと思います。


 なんといっても、小学生が本を手に取るきっかけになる。

 長女が一人で本を読めるようになったのも、鬼滅の刃のおかげなのです。

 吾峠先生、ありがとうございます。


 内容のほうにも、触れておきます。

 どうしてこれが、流行ったか。

 多人数味方キャラの制度(鬼殺隊)がいいからだと思います。


 つまりキャラクターですね。

 それもみんな個性派ぞろい。


 ストーリーが秀逸なのは言うまでもないですが、子どもはやはりキャラクターから入るもの。

 どんな話か知らなくても、『胡蝶しのぶ』というキャラクターは知っている。そんな状態で入ります。

 友だちがキャラ語りをしていたら、覚えてしまうものなのです。


 ごっこ遊びもそうですね。原作知らなくても、「お前、我妻善逸やれ」とか、役を与えられますよね。

 戦闘スタイル、必殺技も重要ですね。善逸役になったなら、「雷の呼吸、ヘキレキイッセンだよ」と言われますよ。

 多人数味方キャラは、ごっこ遊びがやりやすい。役が被ることはないですからね。役の取り合いで、ケンカはあるかもしれないですが。


 これがプリキュアだと、ピンクが二人とか謎の現象が起こります。ピンクの妹役を捏造するとか。


 話は逸れましたが、鬼滅の刃がきっかけで、マンガを読むようになった小学生は多いはず。

 しかも、小説版も出ているので、小説を読むきっかけにもなってくれます。


 ただ残念なのが、JUMP j BOOKSから出ているスピンオフが非常に読みにくい。全ルビ振ってほしかったし、もっと安易な文体にしてほしかった。

 みらい文庫版のほうは、そういうことはなさそうなので、小学生に読ませるとしたら、こちらのほうがオススメです。


 鬼滅好きなら、ノベライズから入りましょう。




 ただ、うちの長女は小説版へいく前に、マンガ全巻読破して、満足してしまったという。

 同じ話を読むことをしないスタイルで、アニメや映画すらもまともに見ていないのです。


 冷めるの早っ!


 そんな長女が次に食いついたコンテンツは、「ドラゴンクエスト ダイの大冒険」ですね。

 リメイク版のアニメがちょうどやってます。

 こちらはコミックスが家にあったので、あっという間に全巻読破です。


 まあ、小さい字が読めるようになったんだし、ひとまずはマンガでよしとします。

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