【OGB企画】この世界にありがちな僕等の Love story（ありがちでも無いけどね！）

★前書き、ABOの世界観（ご存知なら飛ばして下さい）

初めてABOの世界観を取り入れた小説を書く為、自分の覚書も兼ねまして、知らない方々にこんな世界だよと簡単にご紹介いたします。

一言で言うならば、男も妊娠出来る世界をABO（オメガバース）と言い、男女の中にそれぞれアルファ、ベータ、オメガと言う三つの属性に分かれます。

［性別］

⚫︎男性（アルファ、ベータ、オメガ）

⚫︎女性（アルファ、ベータ、オメガ）

［属性］

オメガバースの世界では、カースト社会に近いものがあり、暗にアルファ、ベータ、オメガの順で社会的地位が低くなって行く傾向にあります。それは彼らの属性の特徴に関係するものです。

⚫︎アルファ（容姿、知力、体力など全ての要素に於いて三つの属性の中で最優位で最上位。数が少ない属性でもある。繁殖能力が高いが、発情期のオメガの発するフェロモンに本能的に惹きつけられてしまう。）

⚫︎ベータ（一般人、私たちと同じ普通の人々。人口比率から行くと、このベータが一番多く、オメガのフェロモンの影響もほとんど受けない）

⚫︎オメガ（希少種で容姿端麗に生まれつく事が多い。男でも妊娠出来る属性であり、女性のオメガの場合一層女性らしい体つきになり妊娠率が高くなる。

ヒートと呼ばれる定期的な発情期があり、その時に発するフェロモンは否応無くアルファを誘引してしまう。そのため社会活動にも影響を受けたり、フェロモンに誘発されたアルファの性の吐口になる事も多くあり、その所為で社会的地位が低くなってしまう傾向がある。発情期を回避するため抑制剤と言うものがあるが副作用などから長く服用するのは危険を伴う。

［番（つがい）］

アルファとオメガのカップルの間にのみ存在する関係性のことで、恋人や伴侶以上に本能的で尚且つ強力な繋がりを持つと言われています。

オメガは特定のアルファと番になる事で定期的に訪れる発情期が無くなり、抑制剤を使わなくても特有のフェロモンを発する事が無くなる。それと共に他のアルファやベータを受け付けなくなり、番の相手が死ぬまでそれは解除されない事が多い。

どうすれば番になれるかと言うと、オメガのフェロモンを多く発する首筋等を噛むと言う設定や、性交によって本能的に分かる設定や様々です。

他にも様々作者作品の数だけ設定もアバウトに沢山あり、そうでなければならないと言う訳ではなく、制約が沢山ありそうで敷居が高いと思っていたABOですが、ちょっと分かると、あとは好きに設定出来る非常に自由度の高い世界だと分かります。

上記の基本さえ押さえれば後はその世界を好きに膨らませる事が出来るBL世界の第二の扉の様なものだと感じます。

『この世界でありがちな僕らのLove story（ありがちでもないけどね！）』はABO初心者の書いた作品ですが、知って読むのと知らなくて読むのではきっと違うんじゃないかと思います。

そして、これをオメガバース設定にする必要があるかと言うと、どうだろうと思いつつ、短い作品ですが、こんな世界のお話ですよ、と言う非常に長い前置きでした。知っている方、まどろっこしくてすいません。

本当に簡単にしか書いていないので、もうここで読む気失せたなんて言わずに、ズズズいーっと中にお入り下さいませ。

そしてもう一つ。このお話はタイトルほどライトでロマンチックなお話ではありません。オゲレツで下らないお話です！ご注意下さい！