時間は警告するものではない。流れていくものなんです。

本文の後半に出てくる店員の言葉。
時間は警告するためもものではないんです。
時間は流れていくものなんです。

たぶん作者はこの作品で、このことを一番言いたかったように思います。
我々の日常生活は、つねに時間というものに拘束されています。それは時には分刻みレベルまで設定され、それに従うよう刷り込まれ、そして追われています。
その現代社会の時間に対するアンチテーゼが、この作品のテーマのように感じられました。


秋色さん。次回も楽しませてください。