幸せの作り方
神楽坂かぐら
幸せの作り方
人は周りに誰も居ない独りになると、周りと比べたがる。
なのに、人混みにまみれて周りに人がたくさん居ると途端に周りと比べたがらなくなる。
なんと、
家に居ると、余計な事を考えてしまう。
外に出ることでそれが何の解決もしていないのに、考えないようにしてしまう。
そんな日々を送ることで満足の積み重ねを今日も一つ得た気持ちになる。
家の中で過ごすことによって得られるものもあれば、制限されて出来ない行動もある。
かといって、外に出れば無制限に行動できるわけでもない。
人は
なのに今さら
そうやって、家の中で
だが、それらによって過ごしやすい環境になっている事もあることに気付く。
無制限な行動ともなると、
足手まといのそれを払い落とすには、
幸せの作り方とは、
計り知れない、未だかつて知らないそれを作ろうとすること自体が、
その結果、前に進む足取りが重くなった人々の
そんな人々を包み込むような優しさで文句も言わずに抱き締めてくれるものこそが『おうち』である。
人々は、
そんな冷えた心を温めてくれる相棒のような頼もしい存在が『おうち』というものだ。
人々は、おうちによって助けられている。
これは、今一度おうちに対しての向き合い方を考え直す良い機会なのかもしれない。
家の中で過ごす時間が増えて、外に出掛けたり遊んだりする時間が減ってしまった事によって不満を感じてしまう事もあるかもしれない。
だが、外に出ることによって
また、感じた
幸せとは不幸せを感じることによって、得られる
代償を支払わないと得られないものなのであれば、その代償の支払い方を考え直す必要がある。
代償を支払わなくても他人の代償を奪うことによって、
他人の不幸せを自分の幸せの
とはいえ、それらを否定するつもりもなく、ともすれば見方を変えると効率が良い、幸せ
この世の幸せと不幸せの
だが、人々は代償を払わなくても日々無条件で代償を払っているような気もする。
人々は、常に危険と隣り合わせという感覚を持つことによって、安心を得ている。
危険であるという認識を持っていることに安心をしてしまうそんな
危険であるという認識を持っていることに安心してしまうことを危険と呼べる人間だけが、本質的な世界を見ているのではないか。
家に居る時間が多くなると、安心する時間も多くなる。人によっては、不安になる時間が多くなる。
安心の
おうち時間によって、人々は幸せの作り方を
レシピなどないそれを作るために今日も人々は必死に
そして、この時間を
人それぞれ違った
今一度、時間というこの世で最も
それが、おうち時間なのである。
というのは
幸せの作り方 神楽坂かぐら @kagurasaka
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