第44話 助け
さて、
そもそも、俺はなんで
俺はゼーンを向かい合うように下ろして
「なあゼーン、俺に何が起きてるんだ? どうして死にかけてる? 原因も、その後に起きた状況も
「オレも全部
俺に
「…ヴェルデ、聞いてる?」
俺が
俺は
「ああ、聞いてる。俺の体に眠ってた別の種族の血が何らかの原因で目覚めた。そんでもって、俺の体は変化に耐えられなくて死にかけてる。そこにアルミーが治癒魔法を、あと魔力の水って…回復薬をジェミオがかけてくれてたってことだよな?」
「うん、そういうこと。そしてオレと契約をして少しだけ負担が減ったはずのところで、あの剣が俺達の体と
例えるなら、
「ゼーン、確認させてくれ。アルミーが治癒魔法をかけてくれて、ジェミオが回復薬を使っても状況は変わらなかったんだよな?」
「うん。回復が間に合わないって。」
そんでもって魔法で対応しようにも、勢いが強すぎて止められないと。
ましてやそれが身体の
根本的な事として、俺の身体の器を広げて変化を受け入れるか、変化を止めないと駄目ってことか。
「俺の変化を止めることは無理なのか?」
「とと様は無理に止めると反動で死んじゃうって言ってた。」
「…そうか…。」
治癒も無理、止めるのも
「…ごめん。オレにもっといろんな
考え込む俺を見てゼーンが
「何言ってんだよ。ゼーンが来てくれたから
俺はゼーンをわしゃわしゃと
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