第281話 廃墟の人形劇
廃墟探索に向かった廃屋にて、窓の向こうに人影を見つけて叫びそうになったが、ただの人形だった。
ホッとしたのも束の間、何者かに操られた人形が動き出す。
まるで窓越しの人形劇、とても愉快な一幕だが――
窓の向こうの床は抜け、人間は入れないと私は知っている。
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