第131話 N図書館
Nは数多の蔵書を有することで有名だった。
そんな彼が自殺。
Nの母は級友には好きに本を見せてくれたため、いつしかN図書館と呼ばれるようになった。
同時に湧いた噂がある。
自殺の理由が書かれた日記が蔵書に紛れているらしい、と。
そんなはずない。
その日記は私の手元にあるのだから。
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