第4話

私たちのバンドは、2年生の香川先輩(男)、加藤先輩(女)。一年生は、私、茂木くんという男子だ。

先輩は2人とも優しくて、練習は楽しかった。

練習が終わった私は、


梨奈〜


と、梨奈のところに行った。ちょうど、終わって片付けをしていた。


あ、


村井先輩。


村井先輩はみんなと楽しそうにお喋りしていた。梨奈が笑うと、村井先輩が笑った。


なーんだ、楽しそうじゃん。


私が話かけたときは全然あんな感じじゃなかったのに。


梨奈がこっちに気付いて、ごめーん、ちょっと待って!と言った。


うん。


と答えた。


「ね、今からカラオケ行かない?」と、梨奈。


「いいよー」と答えた。


何話してるの?


と聞かれて、見ると、香川先輩と加藤先輩だった。


いまからカラオケ行こうって話してて、と梨奈が答える。


いいな〜、楽しそう!と、香川先輩と、加藤先輩が言った。


先輩も一緒に行きますか?と梨奈。


えーいいの?じゃー行こう!と先輩2人は言った。


私は、人数増えた方が楽しいし、良いか、と思った。


先輩たちとも仲良くなりたいし。


香川先輩が村井も誘ってみよ!と言って、呼んだ。


村井先輩は私たちをみたあと、


「あー、ちょっと俺、用事ある。」


と言って断った。


なんだろ、、この拒絶された感じ。


私が誘ってるわけじゃないし、気のせいだと思うけど、、


やっぱりなんか村井先輩苦手だ、私はそう思った。


香川先輩は、「村井、いつもなら来るのに、なんか今日ノリ悪いなー」と言った。

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