魔王おぢさんからのお便り
小紫-こむらさきー
魔王城前 廃墟にて
「勇者ちゃん🤚こんにちは😃昨日はよく眠れたかな⁉️おぢさんは勇者ちゃん😘のことを考えていて眠れなかったよ😅勇者ちゃんも同じだったかな⁉️なーんちゃって😂今日はおぢさんの全力💪を見せちゃいます😤しっかりとおぢさんの気持ちを受け止めるように😂」
謎の鳥が持ってきた菱形の水晶から浮かび上がったのはそんなメッセージだった。
おぢさんを名乗る男は、おそらく魔王。こちらの心理を乱そうと言う魂胆だろうが、そんな手には引っかからない。
私は、謎のメッセージを浮かび上がらせた水晶には聖剣を突き立てた。
魔王オヂ=サン……奴を傷付けることができる唯一の武器を持った私たちに敗北はあり得ない。
手下にこの場所がバレてしまったことだけ伝えて、早く隠れ家から離れよう。
粉々になった水晶の欠片を焚き火に焼べて、私は廃墟の中で休んでいる魔法使いと賢者を起こすために立ち上がった。
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