第7話

そこには、死んだはずの盗賊がいた

「なんでお前がここに?!」

盗賊は何も言わずデッドを殴り続けた。

「お、おいもうやめてくれ」

デッドは今にも息絶えそうな声で俺にそう言った。

状況が飲み込めなかった俺は、ただ呆然とデッドを眺めていた。



しばらくするとあの盗賊が煙になりどこかに消えていった。

「どういうことなんだ…」

俺が頭を悩ませているとどこからか足音がした。



「警察だ!お前を殺人の容疑で逮捕する」

「え?ちょっと待ってくださいよ。俺は殺してませんよ」

突然のことに俺は、走り逃げようとすると突如体に力が入らなくなりその場に倒れた。



「ん?ここは…あっ!俺は突然倒れてしまって、もしかして捕まったのか?!」

「そうだ。」

声の主を見るといかにも強そうなガタイのいい男がたっていた。

「お前は5日後に死刑に処される。残りの時間楽しめよ」

「ちょっと待ってくださいよ。あれは俺が殺したんじゃない」

「はっはっはっは、じゃあ誰が殺したんだ?幽霊じゃあるまいし」

「本当だ!信じてくれ!!」

(ドンッ)

「俺はそういう嘘が1番嫌いだ。」

警察はそう言って壁を思い切り叩いていた。



「くそぉ、このままじゃ絶対俺は処刑される。どうすれば…そうだ!」



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