第5話

「グオゥ」

どこからか声がした。俺は声がした方を見た。そこには緑色の生き物がいた

「あれがオークか?」

その途端緑色の生物の上に

【オーク レベル2】

とあられた。

「あれがオークか。とりあえず倒すか…待てよ今の俺にはよく分からないスキルくらいしか使えない。あっあそこに」

俺は近くにあった。石をオーク目掛けて投げた。

「グオー」

「クソ!全く効いてない。こうなったらスキルを使うしか…なんでだ!スキルが使えない」

「スパッ」

オークが急に倒れ込む。頭の方を見ると弓矢が刺さっていた。

「大丈夫か?」

「あぁ。助けてくれてありがとう。」



この男の名はドーン・デッド。狙撃手らしい。

聞けばこの男も転生者なのだ。俺はデッドに自分のスキルの事を話した。

「そうか…俺と一緒に旅をしないか?能力が分からないと、魔物退治も一苦労だろ?」

「そうだな。一緒に旅をさせてもらう」



俺らデッドと旅にでた。行く先々で魔物が出たが、デッドが倒してくれた。

「ところで、デッドどこに向かってるんだ?」

デッドは俺の言うことなど気にもとめず、歩き進んでいる。

「おいデッド!どうしたんだ!」

ようやくデッドがこっちを向く。俺は次の瞬間顔が青ざめた。デッドはこちらを向きニタァっと笑っていたのだ。気味が悪くなり逃げようとすると

「どこに行くんだい」

と言われ、俺は意識を失った。





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