9 夢幻郷《むげんきょう》
星涙 蒔く芥子の谷
我はただ
星 眠らす
我もまた
(1999 H11年 10月)
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蒼天……あおぞら。東の空。
幻月……空中の氷晶による光の屈折でおこる
昊天……西方の空。広い空。
星辰……辰は天体(日・月・星)の意。
虹霓……二重の虹。
晩風……夕風。
玄天……玄は黒で北をさす。北方の天。
炎天……南方の空。(夏の焼けつくような空の意味も勿論あるけれど)
淡月……光の薄い月。朧月。
溟海……青海原。大海。
揺籃……ゆりかご。
深更……よふけ。深夜。
芥子は栽培禁止植物だけれど、星空の下の谷間に赤い芥子が咲き乱れる幻想的な風景は、高校生の頃には絵にも描きました。
蒼竜は、遠くに青く連なる山々を、揺籃の海は、ゆれる波を魚のゆりかごに見立てました。
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