6 軽くなれ

軽くなれ 瞼よ

恐れずに目を開けば

きっと明日が見える


軽くなれ 唇よ

思い切り息吐いて声出せば

きっと歌も思い出す


軽くなれ 心よ

野に咲く花のように笑えば

きっと風に乗れる


軽くなれ 体よ

重い荷物捨てて両手広げれば

きっと空も飛べる


軽くなれ 軽くなれ

遙かな高みから見下ろせば

孤独の向こうに永遠が見える


(1990 H2年 7月)


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る