匂わせれる事と匂わせられない事がある。第二次異世界(聞だけ)〜前編〜。大丈夫これ?



「ギィ⋯ギ…ギィ……」

「ゅー⋯痛.くな..ぃ?」

「⋯ぅ..ぅ...ん」

えなは腰を気づかいながら優しく⋯とても




最低かもしれないが……まこが見ているのを知っている⋯


出た後から知っていた。好きだから…なのか


……興味なのか。



ただ見られてる。見せている。

好きな人⋯なはず⋯なのに



いいようもない罪悪感と快感⋯俺は頭がおかしいのか

ただ⋯見られてでもいないと……


なにか紛らわない物がある。誰にも何も言われたくない何がダメなんだ⋯これの


……まこ。






⋯ゆう気づいてるよね?私がいること

普通の人なら見ない⋯よ?


知らないけど

どうゆう意味か⋯あの人は私に見てくれと。


ヤキモチ妬かせたいの?……


「ギギギ⋯。」


妬かない⋯だから近づくな⋯そんな風にも見える

目を凝らせば目合わせられるタイミングがある

⋯ほんとに頭おかしいよ?ゆう



「……えな」


「は..ぁっ...」



「その子でいったら⋯……殺すから。」



なんか分かる気がする……あゆさんが刺した気持ち⋯。

でも私はゆうを1度捨てた

その恨みなの?

「カツン⋯カツ……」




「バタッ⋯ガサッ……」

なに?なに!だれ⋯


「ウッ⋯。」

「え?なに?誰かいた?……よね?」

急いで横に隠れて暗い部屋をキョロキョロしているえな...


「わからん⋯」



いや⋯俺は分かってる⋯そりゃ




「看護師さんか誰かだろ⋯寝よっ」

「う⋯うん。」

「大丈夫おいで…」

「シャカ⋯シャカシャカシャカ⋯」


もう居ないのは分かってる⋯やめたから



多分絶対にえなは気づいていない





ゆー⋯なんで怖がらないんだろ。女の人だったから?見られるのが興奮?そんな人?

……ゆーがでてって⋯えなが何されたか。



でも言えない⋯それであの人に話されて⋯もし。えなの事が知られたら



「どした?こわい?」

「……怖くないよ⋯ゆーいるから。」


「可愛いな..まぢで。ちゅっ」



「おやすみ。おやすみ♡ごめんね








「ウィーーーーーン。⋯はぁ」


私ため息ばっかり

……全部⋯遅かったのかな⋯

冷馬と離れて⋯後悔もないし悔いもない

そう信じたいだけ⋯だったら既に余裕が無い。



あんな風に見て……居られない

変な意味で⋯変な意味?

ゆうを信じてる信じたい...そう思う私は馬鹿な女。


「トゥルルルル⋯ガチャ。時中病院まで五藤です⋯」


「はい⋯2〜3分で行けます」

「お願いしまーす」




嫌なもの全部知った日⋯







「パパ〜パパッ起きて!」


……また?


「起きて⋯!」

⋯起きるも何も……夢だろ



「てへっ」

「まそうなんだけどーー」

……でなによ


「ママかもしれない人を……助けたいの!」


……ママ?

ってだれ?

「それが分からないから頼んでんぢゃん……」


「ママが分からなくて俺がパパだと……なぜ分かるのよ」

悪夢ですか、何かしら制裁ですか!


制裁は嫌だ⋯



「知らない..それしか言われてないし⋯でも⋯」

「誰に」

神ですか


「わからない⋯でもママがパパと出会わないと⋯。一緒に居ないと……わたし産まれて来れないんだけど...」


……。

やめろそのアニメ感⋯俺アニメ好きだけど。

リアルでそうなるの……怖いわ



「リアルもアニメも何もかも⋯結局同じだよ?」



それすごいから⋯色々無理だろ


「だって3文字♡カタカナ♡」



……。



あほやなぁっ⋯めっっっちゃ!



やはり俺は頭が⋯いや体がおかしくなったらしい。

でもある意味幸せ

こんなの見れるヤツいる?いないと瞬で言える



「パパ刺した人⋯居たよね?あの人を救って欲しい。」


あのねーアニメぢゃないんだから。法を飛び越えることは出来ないのっ⋯まぁ俺が⋯悪いのか⋯まどっちか分からんけど……それが出来たら⋯


「出来るよ?」



……は?




「だーかーらっ⋯出来るよ?♡」

そんなニッコリ⋯リアルとアニメが3文字カタカナが一緒なだけでっ⋯変わらないと思えるお前



「ぷーーーーぢゃあさぢゃあさ!明日パパのその⋯ふっかーーーーいキズ治すから……動けたらぁすぐ警察さんのとこ行って⋯あゆを出せ!……っていってね?」


ぶっ飛びすぎだから⋯





まぁ……この意外と絶妙にしょうもない瀕死状態が治ってたら⋯言ったトーリにするわ




「おっしゃっっ♡ぢゃ⋯お願いねっパーパ♡」





そして去っていくのを眺めながら⋯夢から覚めるんだろ?いや冷めるのか……くだらないけど楽しいデスよ?!









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