スクール ライフ

@yanchu

第1話 目覚め


ピピピッ、ピピピッ


スマホから出るアラームを止め

そのまま時計を確認する

もう少し寝れる。

そんな事を思い日常がまた始まる


「学校行きたくないな、、、」


眠さと怠さだけがそう思わせるのではない

僕、上田 一(うえだ はじめ)はこの4月に高校三年生になるのだがクラスでいじめにあっている。

漫画みたいに金を奪われたり暴力を振るわれたりと過度なものではないが無視をされたり

陰口を言われたりされている。


そんな僕は毎朝学校に行く理由を探しているのだが


「はじめーっ遅刻するよ!」


理由を挙げるとすれば母親の存在だろう

生活させて貰っているし学費も払って貰っている

何より不安にさせたくない

別に僕自身が気にしなければ良いのだから


そろそろ、準備しないと遅刻する

朝のルーティンをこなし制服に着替える


はじめ「行ってきまーす」

母 「いってらっしゃい」


学校は徒歩圏内

いつものルートを進むだけだが

必ず止まる信号で思う事がある


(ここで事故ったらどうなるかな)


別に自殺したい訳ではないが

事故だったら批判も受けず、親にも迷惑をかけずにここから解放される。

他力本願ではあるが一番の近道だろう


そんな事を考えながら学校に着いた



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