書き綴り

Gott ist …

「そろそろ行き止まりな気がする」

なら　どうするの？

「来た道戻ろうか？

なんか見落としてるのかも」

そんなのほっとけばいいじゃない

だいじなものだったらその時気が付いてるでしょうし

「だいじなものって何？」

しらない

「ふーん」

じゃあ先に行こうか

「そうね」

あのさ

例えば生まれた時１００もってるとする

そしてしんじゃうときに０になるのか

生まれた時０でしんじゃうとき１００なのか

どっちだと思う？

１００で満タンってことね

「生まれた時が１００なんじゃない？

しんじゃえばなんもなくなるし」

なくなんないんじゃない？

「そうね

０でもいいか

それでしぬとき１００って

満タンってなにさ

エネルギー補充してるの？」

どうだろね

消耗しちゃってるのかもね

でもなんかはかわってるのかもしれないけど

「０ではじまって０で終わる

５０くらいかな

かんがえてもわからないね」

とにかく先行こう

「はらたつことある？」

あるよ

あなたは？

「あるよ

でもまたそれにはらたつ」

はらたつことに？

「そう

こんなことに心わずらわせやがって

おとなになれって」

おとなにね

素直に表現してもいいんじゃない？

はらたつぅ～って

「いやだ

ばからしくなる

そしてまた

もやもやもやもやして

でもその域を超えたい」

たいへんだね

「そうね」

聖人めざすの？

「できれば」

たいへんだね

「でも特別やれることってないんだよね

普段のまま過ごすくらいしか」

そうでしょうね

「こころもちだけ意識してね」

そうだね

「この先なにがあるんだろうね？」

かわらないんじゃない？

「そうだよね」