初めの一歩

かのこ

初めの一歩

肌がとても乾燥しておる。口の周りと目の下が特に。

毎年、毎年2月のこの時期になると乾燥による肌荒れがひどくなるような気がします。寒くて、乾燥しているこの時期。化粧水と乳液をつけた直後ならウルウルの潤いいっぱいですが、仕事を終え帰宅する頃になるともう肌の調子が朝と違うことが明らかに分かります。ウルウルなんてもってのほか。砂漠とは言いませんが、そろそろ地面にひび割れができそうな田畑のよう。

では乳液を2回つけてみてはどうだろう、少しは乾燥を遅らせることができるんじゃないかと考えました。結果としては、あまり変わらない。想像どうりでもありました。

やはりここは、いつもの安くて大容量が売りの乳液ではなく(私基準で)ちょっといい化粧水と乳液と保湿クリームを揃えるべきかと考えるお年頃となりました。

化粧にあまり金銭をかけてこなかった人生。しかしそれもお肌が方向性を変えるべし!と訴えています。何せ自分で保湿する能力が著しく下がってきているのですから。それに、美容に少しばかり詳しい友人も言うのです。「保湿が全てだ」と。「それなりのお値段のものを使えばわかる。値段だけの価値はある」とも。

わかっちゃおるのですが、やはり今まで美容にお金をかけてこなかったので、少しばかりの抵抗も感じているのです。一歩目がなかなか出ない。一度購入して、その効果を実感したらきっと継続して使ったり、他のものを試したりするんでしょう。

その一歩って、とっても大きいのではないかと思うのです。大きいのですが、今必要かと考えてる時点で必要なタイミングとも思うので、一歩を踏み出すタイミングなのです。そうなんですよ、きっと。

そう、今がタイミング。

欲しい時が買い時。

うーん、大容量の化粧水と乳液がまだだいぶ残りがあるので、もうちょっとなくなってから、考えようかな。放っておいてダメにするのも捨てるのも勿体無いですから。なくなりそうになった時にまた考えようか。そうしよう。


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

初めの一歩 かのこ @kanoko

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ