カクヨムコンテスト

「どうも、浦島太郎です」

「わたくしは講師の亀でございます。もういくつ寝るとカクヨムコンテストですね」

「でも、俺達は不参加だろう?」

「はい。そもそもこの講座、ジャンルがまったく不明ですし、小説なのかエッセイなのかも釈然としません。その割に無駄に20万字もあります」

「20万字……だと?」

「さすがに驚きでしょう?」

「それもう、異世界転生して世界を救えるスケールだよな」

「それどころか、宇宙戦争できますよ」

「最初に戻ってやり直したいぜ」

「時間を戻すのは無理なので、今から宇宙戦争始めます?」

「誰と」

「さあ。ともかく、わたくしたちは見学ですが、筆者はカクヨムコンにエッセイを投稿するようです」

「テーマは?」

「不妊治療ですね。ですが、1万字に収まらないので苦労しています」

「テーマがテーマだもんなぁ。無駄に多いこっちの字数を分けてやりたいよ」

「売りましょうか? 100文字10,000円くらいで」

「いや、売れるもんじゃないだろ。しかも高すぎ」

「本当ですよね。高杉晋作」

「突っ込んでやらないからな」

「それはさておき、筆者がエッセイをアップすれば、ついでにこちらを訪れてくれる読者様がいるかも?」

「いや、いないだろ」

「わかりませんよ。突然の素敵な出会いに備えて、わたくし12月はドレスアップして講義します」

「どれだけドレスアップしても、この連載は服装描写ないから無駄だぜ」

「そんな!」

「そもそも地の文がないからな」

「会話だけで20万字超えたのも凄いですよね。どれだけ無駄話してるんですか我々」

「無駄とか言うな」

「それでは重要な情報を申し上げます。タコライスのタコは、スペイン語で軽食という意味です」

「それ、重要か?」

「いいえ。昨日知ったから言ってみました」

「雑すぎる」

「以上、亀と浦島の恋愛講座でした」

「それで終わるとか本当に雑だな!」

「向こうのエッセイで余裕がないんですぞ……」

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