2021年9月の講義

亀博物館

「どうも、浦島太郎です」

「わたくしは講師の亀でございます。前にも少し言いましたが、筆者は2007年から2010年まで、仕事の都合でシンガポールに住んでおりました」

「へえー、住み心地はどうだった?」

「全力で推せる。良さしかない」

「そ、そうか。どういうところが魅力なんだ?」

「多数ありますが、個人的に推したい部分は、遊べる場所が大変充実しているところです。具体的には、観光スポットやレジャー施設などですね」

「シンガポールといえば、何といってもマーライオン公園だよな」

「他にも、ユニバーサル・スタジオがあるセントーサ島、屋上プールとカジノが有名なマリーナ・ベイ・サンズなど見どころは多数あります。ですが、わたくしのイチオシは亀博物館」

「亀博物館……だと?」

「ふふふ、レアな亀が多数おりますぞ? 単に見るだけでなく、餌やりコーナーや、触れ合いコーナーもございます。まさに亀好きの絶対聖域サンクチュアリ

「それ、爬虫類が苦手だったら地獄なのでは……」

「はい。そんな素敵な施設、絶対に大混雑していると思ったのですが、いざ行ったら入場者はわたくし1人でガラーンとしておりました」

「寂しすぎる」

「その場の亀を独占できるので、それはそれで好都合でしたぞ」

「まあ、こんな連載をするぐらいだし、筆者はよっぽど亀が好きなんだろうな」

「冷静に考えると、浦島太郎と亀が恋愛講座形式のコントをするとか、頭が狂っているとしか思えない企画ですよね。いや、わたくしが言うのも何ですが」

「まあ、この連載自体が思いつきだからな……」

「その割に長く続いていますよね。何はともあれ、現場の写真がありますので、ブログに載せておきます。施設の正式名称は『The live turtle and tortoise museum』なので良かったら検索してください」

「そんな物好きはいないと思うが、写真は後でチェックしておくよ」

「以上、亀と浦島の恋愛講座でした」

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