第88話 ステ確認と初めての〇〇
幸せの絶頂の後に、寂しい一人ご飯はなかなかクる物があった......
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おはようございます。ㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤ
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日々成長していく我が愛し子たちの寝顔を眺めてニヤけている俺です。
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永遠に眺めていられるけど、これから未知の場所に挑む訳だし、久しぶりに自分のステータスを確認してみようと思う。
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何か変わった事あったりするかな?
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▼シアンㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤ
人魔ㅤ21歳ㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤ
職業:召喚者ㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤ
レベル691ㅤ魔力---/---
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スキル:【鑑定】【闇御津羽】【魔】【神体】【金剛精神】【悪食】【家族愛】【侍】【多重思考】【指先の魔術師】【崩魔法】【空間隔離】▼ㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤ
レベルがちょっとだけ上がっていた。
でもパラメーターとか確認できないから、レベルの恩恵が全然わからない。
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おぉぉぉ!!【崩魔法】......ついに特異属性の魔法を手に入れた!!やったぜ!!
でもコレ......どうやって入手したんだろうか?ㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤ
くらやみ擬きを作った影響なのか、侵食っぽいのを作った影響なのか......この二つのどちらかなんだろうな。
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【空間隔離】はよく使っているアレの影響だろうな。ㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤ
多分覗き魔の時に色々やった事でスキルになったんだろうなぁ......
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さて、鑑定さんお願いします。
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▼崩魔法ㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤ
物の組織やバランスを壊し、物としての機能を失わせるㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤ
一度使用するのに大量の魔力を消費するので注意▼ㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤ
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▼空間隔離ㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤ
外部との繋がりを完全に遮断した空間を魔力を用いて作成する
最大で12時間展開可能▼
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はい。ㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤ
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崩魔法は怖いですね。
砂だと思っていたアレらは......細胞かナニかだったんでしょうか。
侵食させるイメージで使っていたから、ヤツらはああなったんだろう......
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空間隔離はかなり使い勝手がよさそう。
拉致に、監禁に、拷問に......
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その作った隔離空間を移動させられたらパーフェクトだったのにな。
それは多分空属性かなんかの領域だろう。
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......この空間隔離さんを使い続けていたらワンチャン覚えられそうな気もする。
なんとなく空属性っぽいイメージをしながらしばらく使ってみよう......もし生えなかったのなら、適正が無かったということだ。
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ついでにこの子たちのも見てみようか。寝ている隙に覗き見になっちゃってごめんね。
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▼あんこㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤ
幻魔獣ㅤ0歳ㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤ
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レベル718ㅤ魔力---/---
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スキル:【氷魔法】【水魔法】【縮地】【威圧】【水氷牢獄】【闇魔法】【穴掘り】【水身】▼ㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤ
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▼ピノㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤ
煌魔蛇ㅤ1歳ㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤ
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レベル757ㅤ魔力---/---
スキル:【炎魔法】【幻影煌石】【隠密】【魔威圧】【輪廻】【天運】【闇魔法】【温度操作】【木魔法】▼
おぉ!この子たちも多少レベルが上がってる。
あんこのスキルで増えていたのは......あの憎き【水身】だけか。
心臓に悪いからこれは使わないで欲しい。
そして、ピノちゃんは【木魔法】か。
......
............ん?
前にアラクネさん達に教えて貰った十二種類の魔法には、木なんて属性は無かったぞ。
......となると、あれか。
固有魔法とかそっち系のイレギュラーな類の物って訳か。
うちの子は凄いなぁ。
新しい種類の魔法を覚えられるなんて凄いぞ!!
【水身】はまんまその通りのスキルだし見なくてもいい。
あんなもんはスルーして【木魔法】を見てみましょう。
▼木魔法
木や植物の成長を促したり、木を多少操れる
攻撃能力は皆無▼
平和な魔法だった。
しかし......これはいい魔法を手に入れた。
お家が完成したら結構使ってもらう機会があると思う。
思い付きで確認してみたけど、確認してみてよかった。
俺が使えるのって物騒なモンしかないから、あんことピノちゃんが覚えてくれる能力は癒し。ㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤ
なんかスッキリしたし、寝ているあの子たちが起きてくるまで裏見の滝でも楽しんで、マイナスイオンを浴びまくりますかね......
うん。ばーか!滝のばーか!
......流れる水しか見えなかったし、めっちゃ水が飛んできて楽しむどころではなかった。マイナスイオンだけはガッツリ浴びれたと思う。ㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤ
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濡れた体を拭いて、起きてきたお嬢様とピノちゃんと触れ合い、全員一緒に朝飯を食べた。
一緒にご飯を食べられたのが嬉しかったからなのか、出発の準備をしている俺の周りをクルクル回って楽しそうなお嬢様が可愛い。
準備を終えたので、昨日の約束通りにお嬢様を抱っこ。
両腕と胸を使うシアン専用装備、水と氷の弾を無限に撃ち出すチートなライトボウガンのあんこを装着。
オトモア〇ルーのピノちゃんを連れて緊急クエスト、【滝裏の洞窟を調査せよ】を発注。
いざ、クエストへ。
パープー♪
採掘ポイントは無い。
採取ポイントも無い。
雑魚モンスも出ない。
くそぅ......モン〇ン風にやってみたけど、何も起きないじゃないか!!
でもこの洞穴、チョロっと探知......千里眼を発動させてマップを確認してみたけど、無駄にデカかった......
モンスターの反応とかは詳しく調べなかったから、何かいるのかはまだわからない。
生物はいるみたいだから、奥の方へ行くまでのお楽しみにしておく。
崩魔法と空間隔離を得た俺。
それにより、かなり心の余裕ができているので、いつもより慎重さが薄れているが問題はないだろう。
奥に進むにつれてコウモリと少し大きいトカゲなど、生き物が目に付くようになってきた。
襲ってくる気配が皆無なのと、魔物とかでは無さそうなので、ソイツらはそのまま放置して奥を目指す。
しばらくすると、オトモのピノちゃんが何かに気付いたらしく、あっちに何かあるから行こう!と俺を甘噛みしながらそう訴えてきた。
案内してくれるピノちゃんの後を着いていくと、岩壁がキラキラ光っている場所に辿り着いた。
こ、これは!!
採掘ポイントではないですか!?
どう?凄いでしょ!とドヤっているピノちゃんを褒めながら撫で撫で。
この子が気になるような物だから、きっとこの鉱石はレアなブツだろう。
装備していたお嬢様に謝罪して腕から降ろし、ロッキングチェアを取り出して座らせる。
「ちょっと採掘してくるから休んでてね」
そう声をかけてからビーフジャーキーを食べさせ、ピノちゃんにもお餅をあげた。
ピッケルを喚び出そうと思ったけど、バールで出来そうなので、収納から取り出してそのまま岩壁に打ちつけた。
「ふぁっ!?」
想像していたような採掘をすることは叶わなかった。
抵抗もなく岩壁に付き刺さるバール。
それを引っこ抜くとゴロッと床に落ち、転がっていく鉱石の群れ。
一発打ち込んだだけで限界まで採掘できてしまった。
手間がかからなくてイイネ!!
............はぁぁぁぁ。
嘘だ。くっそ萎えたわ。
さっきまで俺の近くにいたワクワクさんよ......帰ってきてくれ。
このフロアにビッチリあるこの鉱石を根こそぎ採取して休憩にしよう......
俺の身体スペックと、バールのチートさを考慮してなかったわ。
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