悪いことがしたくなるお年頃-3

どうやら事態はかなり深刻だったみたいです。

なら良く無いけど、良かったです。

私の微笑み横ピースがウザがられていたわけではなさそうなので。

ふぅ、セーフ。


かいつまんで情報を私なりにまとめますと、こんな感じでした。

1、村の子供、3人ほどがある日行方不明に

2、夜に村の大人たちが捜索に

3、全て探しきり残っているのは、山の頂上にある迷宮ダンジョンのみ

4、山の神が祀られている場所とされている迷宮ダンジョンは、はるか昔から

  危険なため立ち入り禁止とされている

5、しかし迷宮ダンジョンの主は、街に一切恵みはもたらしてくれず、噴火など

  の災害ばかり

6、ギルドへ冒険者を派遣するよう依頼するも、派遣できる高ランク冒険者を今探し

  ているところと言われたそうな


そんな中に颯爽と現れてしまった、可愛くて優秀なこの私エウロパちゃん。

という話らしいです。

「不躾ですが、貴女様は高レベル冒険者とお見受けしますが…」

「ええ、超絶強くて優秀なエウロパちゃんは、レベル90は余裕で超えてますよ」

「ど、どうか我々のお力をお貸しいただけないでしょうか!お願いします!!」

どうしましょうか。

街の人に頼まれてしまいました。

私はイタズラをしに来ただけですのに…。

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