RZV500R日記

第162話 RZ250が人生を変えちゃった

もうひとりのスター、Nし山もバイクで人生を変えちゃったひとり。

RZ250のせい、である。

自称「キングNし山」（笑）。

中卒で、トラックのボディー工場に勤めていたが

バイクでもっと走りたいから、か・・・

７０年代だったら暴走族だったろうけれど、RZが発売されて

峠族（笑）。

それで工場を辞め、Yの家に転がり込んでいて。

Yのお父さんがいい人なので、しばらく食わして居たが

そのうち、勝手にYの家の食べ物を食ったり（笑）。

台所でタマゴ掛けご飯を作って、自分だけ食べてたり（笑）。

住み込みで、羽毛布団のセールス（これもよくあるブラックだが）。

それも続かず、俺のところに電話を掛けてきて「荷物運んで」

俺は、バイク屋さんのトラックを借りて運んでやったが。

そのあと・・・。

俺が、バイク屋さんに紹介してやったが

カワサキ・ニンジャを買って。事故を起こして

１００万円マシンになってしまって（笑）。

ローンが払えず、給料を上げろとゴネる始末（笑）。

そのうち・・・出社しなくなり。

住んでいたアパートの家賃も払えず。

この、Yの引越しの頃・・・・ホンダの狭山へ期間工で入った。

ホンダのバイク置き場にヤマハは置けないそうで。

Yの家に置かせてもらっていた。

ところが・・・・。

ヘルメットをYの家に置いていたので

Nし山が乗りたい時、狭山から出てきても

Yが不在だと、乗れない（笑）。

ので・・・・、エンジンを掛けて空ぶかししたり。

それで、近所の顰蹙を買ったらしい。

なにせ、Yとお父さんが不在だと一日Yの家の庭にいて

弁当を買ってきて食い散らかして放置したり（笑）。

東京の人はそんなことはしないので・・・・。

それで、Yが転居する遠因になったらしい。

ああ無残（笑）。

ホンダの独身寮は４人部屋で、よくあるつまらないケンカも多かったらしい。

まあ、工員なら割とあるだろう。

F2レースで星野が上だ、中島だ、とか・・・・・（＾＾：

低次元な争いだなぁ（笑）。

まあ、Yも・・・そんなに高次元な人とは言えないので

似たもの同士。

Yのお父さんが茨城に引っ越した時は、流石については行かなかったらしいが。

Yは♂♂だったから、なよっ、としたNし山はタイプだったのかもしれない（笑）。

だとすると愛憎劇である（笑、ブキミ）。

おーキモチワル（ｗ）。

このNし山は誰にでもタメ口を聞くし、横柄。

でもまあ、俺には一応敬語だった。なぜかは不明だが。

狭山での契約が終わり、一時は水商売をしていたが

いまは運送会社の社長である。

バイクも、後はカワサキ一途で

GPｘ、GPｚ（１０００、１１００、１１００RX)。

ZZ－Rと続いた。

何が気に入ったのかは知らないが。

・・・ドリフトしてたんかいな（笑）。

今はバイクを降りたらしい。

Nし山はヘンなこだわりがあって

RZ250に乗ってる頃・・・

俺が夜のバイトで、昼間に寝てると起こしに来て

「ピストンとリング変えて」と。

１レースで変える、って雑誌で読んだらしい（笑）。

変える必要ないと言っても、聞かない（笑）。

俺も、面倒だけどそのくらいなら簡単だからやってやった。

けど、LLCのスペアが無い（笑）。

初期のRZ250はサーモスタットが無いので、いいか、と思って

エア抜きをせずに（だって、LLC無いから）渡したら

走ってて吹いたそうだ（笑）。

RZ250は（５００もそうだが）エアが抜けにくいので

シリンダーヘッドとかにエア抜きボルトがある。ので、知らずにエア抜きをやっても

なかなか抜けない。

よく、自分でメンテして吹いてる奴がいたっけ。