第82話 なーおこちゃーんんんん!!!
Nし山が工場を首になって、家に戻れず
Yの家に転がり込んでいたりした事があった。
83年頃だったかな。
Yのお父さんは、大らかな人で
何と言っても、お金持ちである。
昔のお金持ちは、振舞うのが普通だったから
Nし山が転がり込んでも、別に気にするでもなく。
どのくらいカネモチかと言うと・・・。
部屋の中に、コンビニ袋。当時はタダだったので
それがいっぱい散乱していて。
その中に、時々札束が入っていたりする。
と言っても、怪しい人じゃなくて。
有名なお医者さんらしい。
とーってもいい人。お母さんもそう。
この時既に、お母さんは天使さんに連れられて行った後だったが
俺は、会った事がある。
なのに・・・息子ふたりはダメダメ(笑)
そういうものだ。
働かなくても食えるなら、働く奴はいない。
Yなど、しなくてもいい事件を起こして隠遁生活である。
・・・・と言うのも、医師免許を取るには
前科があってはNGだから。
なので、逃亡者である。
浪人していたのではなく、それが真相。
それはともかく・・・・。
この頃、Yは河合奈緒子が好きだった。
あのおっぱいがいいのだろう(^^)。
Yは、スケベである。裏ビデオも一杯持っている。
女教師とか。洗濯屋なんとかとか。
いまではふつーにネットで見れるが。あの頃はウラルートでしか
手に入らなかった。
その裏ルートの話は、面白いのでまた今度書こう。
さて、奈緒子である。
TVで、この頃は「なんとかベストテン」とか。そういう番組があって。
よく、Yはそれを見ていた。
そうすると、「なおーこちゃーん!!!!」と、言う絶叫が入ってくるので
不愉快だと言っていたが
イヤなら見なきゃいいのだが(笑)。
それで音を消していると、Nし山がふざけて
「なーおこちゃーん!!!」と、掌でメガホンにして叫ぶので
よくYにひっぱたかれていた(笑)。
そのうち、お父さんがオートバイで帰ってくる。
そうすると、「あー、なんか食うか」と・・・。
俺たちにもご馳走してくれる。うなぎとか、中華とか。
金はつかうもの。そういう人だった。
お父さんもバイク好きで、CB750FBから、VF750F,XJ750E2、RZVと続いた。
車も好きで、この時はVWシロッコ(昔の)に乗っていた。
CR-Xも気に入っていて、最初のバラードCR-X1.5、Si、サイバー前期、SiR3台。
趣味はよさそうだ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます