海上自衛隊にいたころ
田中大輔
第1話
私は25歳になる直前から32歳なる直前までの間、海上自衛隊にいました。
ほとんど陸上部隊で経理事務だったのですが、約半年だけ艦艇部隊で護衛艦に乗っていたことがありました。
一度、出航してしまうと1ヶ月以上帰れなくなるのを経験しました、その間はずっと、周りは360度、海しか見えない水平線で正直、逃げ場がない環境でした。
今にして思うとかなり怖い経験をしたのだと思いますが、やはり海上警備にあたり、この時が一番、海上自衛隊らしい経験をしたのだなと実感しました。
未だに私は海上自衛隊の時のセーラー服を部屋に置いていて、なかなか捨てる気にもなれずにそのままにしています。
さすがに、自分の偏見なのかもしれませんが30歳を過ぎてセーラー服を着ていたのは少し恥ずかしかったです。
横須賀でセーラー服を着ていても、一般市民の方には普通に見られるのですが、横須賀市内をでると、結構目立ってしまいます、以前にセーラー服で地元に帰った時には、地元の駅の改札口で「水兵さんがいる」と言われてしまうくらい、かなり目立ってしまったのを覚えています。
自衛隊は上下関係が厳しく、階級でものを言われてしまうような所ですが、勤務先によって、そこは厳しかったり、少し温めの所もありますが、やはり自衛隊特有なのか、癖のある人が結構多かったイメージでした。
正直、忘れてしまいたい事が多すぎるのが本音ですが、忘れられない事も多々あります。
7年くらいいましたが、私にはあまり自衛隊は向いていなかったと思います。
海上自衛隊にいたころ 田中大輔 @daisuketanaka
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