バリューズ

@taoru-5454

第1話価値観

いきなりだけど僕は父さんが嫌いです。苦手ではなく嫌いなんです。家事はダメダメ、服にシワがあっても気にしない、お風呂でに大声で下手くそな歌を歌う,,,,。欠点を挙げればキリがないだらしない人、けれどいつも周りには人がいて皆に愛され、認められている。僕と母さんにも優しいし稼ぎもいい。僕はこんな素敵なお父さんがいて幸せだと感じていました。あの日がくるまでは...


----------------------------------------------------------------


今日から魔力測定日で学校が短いの忘れてた!普段より大分早いけど来月の試験に向けて勉強したいしささっと帰ろうかな


「ただいまー」


・・・・・あれ?この時間帯はまだ父さんは仕事に行っていないはず


ガサゴソガサゴソ


「母さんの部屋にいるの?父さん」


ガサゴソガサゴソ


珍しいな、父さんが声が聞こえないほど集中してなにかしているなんて。とりあえず帰ってきたことだけ伝えて勉強しなくちゃ


コンコン ガチャ

「不肖リューズ、我が家にすばやく帰宅しましt え?」


父さんが母さんの下着を着けて鏡の前でポージングをとっていた


「んーやはり俺は熱いイケメンというより美形だな。40を過ぎしこのミントまだまだ現役とは我ながら驚きだぜ。しかも女性服も似合うし、リューズの学校で開催される次のミスコンに保護者枠で出で優勝なんてこともありえるかm


リューズ「.......」


ミント「よく聞けリューズ、いや聞いて下さい。お父さん実は最近オーバーワークのせいでホルモンバランスがぐちゃぐちゃになってしまい女性服を着ていないと落ち着かず呼吸すらままならないんだ。だから....わかるな?」


リューズ「昔はブラジャーとパンティーを女性服と形容していたんでしょ?大丈夫、理解してるよ。僕は試験勉強をするから母さんはゆっくりしててよ。永遠に」


ミント「俺は父さんですよ....リューズさん....」


リューズ「はぁ,,母さんには内緒にしてあげるから早く着替えてよ。今の父さんは汚物である自覚をもちなよ」


ミント「ありがとうございますリューズ様。このお礼は必ず」


ーーー数分後ーーー 


「ただいまー!」


リューズ「母さんきいてよ!父さ


ミント「きいてくれマリア!リューズが君の下着を着けて学校のミスコンに出るためのポージングの練習をしていたんだ!でもリューズを責めないでやって欲しい。どんな過ちを犯そうともこの子は私達の宝物なのだから,,」


----------------------------------------------------------------------


僕は父さんがきらいだ!!!!!!

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る