設定資料(24/3/10追記)
※※※注意※※※
設定資料では物語本編で登場していないネタバレ要素も記されています。
お読みの際は注意してお進みください。
※※※※※※※※
◆世界観
NSV――――――――――
Never Seen The Vista
プレイヤー数は当代随一のVRMMOの一大タイトルだったが、運営会社の不祥事により正規シナリオにおける最終ダンジョンが未実装のまま幕を閉じた。
総プレイヤー数は数千万人にも上る。
???――――――――――
NSVと瓜二つな世界。
基本的なシステムやコマンド、スキルや地理などの設定はNSVと同じだが、時流はNSVの正規シナリオに則っているわけではなく、世界観には細々とした差異がある。
共通語は日本語だが、標準フォントがヘンテコ。
諸国情勢
・クアドウェッジ王国
NSVのシナリオにおける中心的な国家。
―王都
王宮城下街を囲ういくつかの市で形成された大都市。
アインクロイカ市
―マルト州
王都に次ぐ大都市。
イルシラプト市、インディスタン市、アルシアスタ市など
インディスタン市ではスパイスやハーブの栽培が盛ん。
独自のエスニック料理などが人気。
―ルイーゼ
アルボスティア市の田舎街
フィールド――――――――――
マップにおける、人による統治がなされておらず魔物が闊歩するエリア。
通常フィールドにはダンジョンのような等級分けは存在しないが、特に強力な魔物が多く生息するなどの危険なエリアについては危険度が高い順に甲・乙の等級分けがされている。
記号表記では甲等級第一フィールドは甲1Fと表記する。
乙1F:バグズフォレスト
通称『昆虫採集』
基本的に虫種のみが棲息し、各魔物にはナワバリがある。
甲虫、蜂、蝶、蜘蛛、百足、直翅、双翅、寄生虫にそれぞれ特化したナワバリがあり、各ナワバリには一代一匹(一群)のボスが存在する。
虫種は装備だけでなくあらゆる素材や触媒として有用な種であり冒険者に人気のフィールドだが、唯一双翅は装備化要素が皆無な上に生態がウザキモすぎて不人気のエリアである。
また、例に漏れず虫がリアルなため、ゲーム脳と割りきれず近寄れない虫嫌いのプレイヤーが一定数いる。
フィールド内に
乙2F:サバンナ=マーテリア
通称『サファリパーク』
サバンナ状に開けた平地とジャングルで構成された広大なフィールド。
固有のボスは不在だが各個体が乙等級ボス格に近しい野生の魔物が多数闊歩する。(魔物とは別に単に動物もいる。)
基本的に獣種のみが棲息し、各魔物にはある程度のナワバリがある。
乙3F:インカルシ高原
和国領域の高原に囲まれた湿原フィールド。
ボスはアハト・カンナカムイ(雨龍)
二対いるアハト・カンナカムイの片方がボス
もう片方はテイム可能なレアユニーク
乙4F:ダイノヒルズ
通称『恐竜王国』
固有のボスは不在だが乙等級ボスクラスの魔物が多数闊歩する。
近海を含む島全域で原種の一種である固有の魔物 恐竜種が出現する。
生態系ピラミッドが綺麗に維持されている。(後述する甲8D絡みで龍種の介入に拠る。)
中心地である白亜島の中心部には
甲1F:ヨツンヘイム
巨人族が棲息するフィールド
甲2F:ナトゥーラ=トロピカ
ジャングルタイプのフィールド
固有種が多く出現する。固有ボスは不在だが、
乙等級以上のボスクラスの魔物が多数闊歩している。
甲3F:霧満つる森
霧に覆われた森林フィールド
ボスはエンシェント・トレント
ダンジョンの奥は
甲4F:龍渦海溝海域
龍渦海溝とその近海海域
ボスはミドガルズオルム(亜海龍)
出現する魔物のほとんどが乙以上のボス級
戦闘が海上か海中になるので困難。
甲5F:禁忌の爪痕
ボスはメメント・モリ(固有名「し」)
出現する魔物の多くが異形の固有種で、【核】属性のユニークスキルを使う。
一定量食らうと致死する【核】属性の敵に加え、フィールド全域が放射能(一定時間滞在すると致死、復活後も一定期間デバフ)に覆われている。
冒険者の在り方――――――――――
冒険者ギルドに登録された者は正規の冒険者だが
ギルド未登録の冒険者も身分は保証されないが
冒険者を名乗ることは可。
登録済みの冒険者はギルドの登録証が身分証になる。
・パーティー(PT)
複数の冒険者で小隊を組むこと。
『オウル』は当初二人組だったが
基本的にはフルパーティーが六人組。
・クラン
目的を同じくしたパーティー及び個人冒険者の集い
大規模攻略隊などがこれに当たる。
・ギルド
冒険者を管理する組織。
ステータス――――――――――
各個人の能力値
HP:体力
MP:魔力
SP:スタミナ
STR:物理的な強さ(攻撃力)
VIT:防御力及びその持続力
DEX:器用さ(命中率、回避率にも作用)
AGI:敏捷さ(命中率、回避率にも作用)
INT:魔法力(魔法の効果に作用)
HPは種族ごとのおおよその限界値の中で個体差の範囲で変動する。
被ダメージの回数と量はレベルアップ時の上昇値に関係しないが、VITとの相関により、同じ威力の被ダメージでもHP消耗量には差が出る。
一度死んで蘇生した場合HP総量が増加する。
MP及びSPは消耗→回復のサイクルを繰り返した分、レベルアップ時の上昇値が増加する。
状態異常――――――――――
内外的なあらゆる要因によって恒常的あるいは一時的にステータスに何らかの変容をもたらす状態。
・毒
毒を食らっている状態。
毒の強度によって一定時間あたりスリップダメージが発生する。
微毒<弱毒<毒<猛毒<致死毒(時限死)
・麻痺
麻痺を食らっている状態。
体の自由が効かなくなる。
・幻覚
幻覚を食らっている状態。
正常な思考判断ができず、戦闘においては魔物の位置や数を正確に認識できない。
・聖痕
召喚されたプレイヤーの内、七つの徳と業に適合する者に発現する痣。
・業値
召喚されたプレイヤーの内、NPCまたはプレイヤーを殺害した者或いは凄惨に加害した者に発現する。
内容と当人の罪悪感情により上昇値に差はある。
懺悔で減る。教会や寺院のイベントに参加すると減る。
職業――――――――――
全員が最初はノービス。
ノービスはレベルアップ時のステータス上昇ボーナスが無い。
マルチはノービスのフラットさを踏襲しつつレベルアップ時には全体的に若干の上昇ボーナスがあるので、職業を決めていない人はとりあえずマルチを選ぶ。
マルチ以外の戦闘職及び役職戦闘員(傭兵、騎士等)はそれぞれの職と扱う武器に応じて上昇ステータスに項目ごとの補正がかかるが、逆に補正がかからない項目の上昇値は低くなる。
倒した敵の数や格、スキルの運用や熟練度によりレベルアップ時のステータス上昇にボーナスが入る。
また、戦闘職以外(商人、鑑定士など)はノービス同様ボーナスは無い。
冒険者ギルドで選択可能なマルチ以外の戦闘職は通常三種五系統十一科目の区分けが設定されている。
前衛、後衛、特殊の三種
前衛の中で折衝、近接戦闘の二つ、後衛の中で支援、
遠隔攻撃の二つと特殊の計五系統
折衝の剣士と盾士、近接戦闘の拳闘士、戦士、暗殺者
支援の回復術師と支援術師、遠隔攻撃の狙撃手と魔導士
特殊の精霊使いと魔物使いの計十一科目
・爵位について
転生世界において爵位は上から順に
公爵(王族の親戚筋)>侯爵>伯爵>子爵>男爵(準貴族)
※騎士爵は伯爵位と位置付け上は同格。ただし評議権を持たない。
闘技大会――――――――――
クアドウェッジ王国の一大興行で、世界各国から猛者が集う文字通りの闘技大会。
特に年に四回開催される大規模大会である四季大会が最も盛り上がる。
通年で各部門ごとの予選が開催されており、基本的には本戦常連若しくは予選突破者が大規模大会で行われる本戦に出場する。
夏と冬にはPT対抗戦が行われる。
・特別階級
『龍司杯』
何かしらの龍王の加護を持つ者が出場できる。
開催ペースは最大で年一。
・無差別級
全部で三種類あり
年に二度の三位本戦『白銀杯』
年に一度の二位本戦『白金杯』
三年に一度の一位本戦『王金杯』
がある。
・近接武器縛り
『騎士杯』
・格闘縛り
『拳心杯』
・魔法縛り
『朽葉杯』
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